ついつい、買ってしまう。
この春にも、カタログを2冊購入。
郵便局で見本を見つけた。
Amazon.co.jp: 日本切手カタログ: 明治・大正・昭和・平成(日本・琉球・満州完全収録) (2023) : 日本郵便切手商協同組合: 本
Amazon.co.jp: 日本切手カタログ (2023令和版) : 本
郵便局では購入できないと言われ、Amazonで注文。
時間がある時に眺めている。
聞けば、父も切手収集していたらしくアルバムのようなものがたくさんあった。
仕事でもらったものや、年賀状で当たった切手シートも集めていて眺めると楽しい。
私と父はよく衝突するが、嗜好は本当に似ている(苦笑)。
ひょんなことから、『切手デザイナー』の本を知った。
日本でたった8人の切手デザイナー。
日本郵便の切手・葉書室(切葉、きっぱ)に所属していて、ご本人達の経歴も入社のきっかけも、とても面白い。
昼休みにポチッとしたら、その日の22時半に届いて、読み始めたら止まらなくてざっと読み終えてしまった。
細かくはまた読み返すが、とても面白く買ってよかった。
と同時に、やっぱり私もこういう自分が興味ある道に行けばよかったと何も考えていなかった若かりし日の自分が恨めしい。
『美術では暮らしていけない』という勝手な思い込みがあったと思う。
でも、父の伯父は画家でちゃんと暮らしていたし、私のいとこも(父の弟の子供)デザイナーとか絵の仕事でちゃんと暮らしている。
好きなことを仕事にするか、しないかという問題は未だ悩むけれど、その周辺の仕事などたくさんあったはずなのだ。
8人の方が、この切手・葉書室に入るまでの流れは本当に様々。
大学院に落ちてしまって、どうしようか?という時に進路が決まっていないならと声をかけてもらってこの道に入った人。
京都の郵便局で配達をされていた方が、社内の切手デザイナー募集を知り、応募して合格して切手デザイナーになったり。
読んでいると、『ご縁があったんだなぁ』と思うきっかけが多かった。
子供の頃にこの本に出会いたかった。
切手という一枚一枚は小さな世界に、いろんな決まり事や作るときの苦労、デザインが決まるまでのやりとり、なども伺い知ることができる。
切手が好きな方はもちろん、普段縁がない方も楽しめる一冊だと思う。
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