紺色の傘が使えなくなったのは昨年の台風のせいである。
20年以上使っていたシンプルな地模様の傘が、一回だけの強風でグニャリと曲がってしまった。
この紺の傘が曲がってしまった時、はっきり言ってショックだった。
このまま、ずっと買わずにいくだろうと思っていたから。
「閉じないと壊れちゃう!」と思った判断が一瞬遅れたのだ。
あの一瞬が、私の長年の相棒を壊してしまった・・・。
晴れ女故に傘の出番があまりない。
だから20年以上買わずに済んでいたのかもしれない。
長傘は、3本持っている。
ずっと2本だったが、数年前に追加で買ってしまったのだ。
こうして見ると、購入の傾向がはっきりしている。
- 持ち手がシンプルで細身
- 無地で地模様好き
- 地模様は小さめでロゴ
ちなみに折りたたみ傘は日傘兼用で複数持っているが、ピンク糸のはこちらで、やはり地模様でジバンシイ。我ながら本当にブレていない。
今回傘を新調するにあたって、紺かベージュでかなり迷っていた。
だからずっと買わずにいたのだ。
買う傘は決めたものの、最後まで色で迷っていた。
半年以上迷い、ベージュにした。毎回百貨店に行くたびにチェックしていた。
縁にチェックがあるがこの分量なら許容範囲。
写真だと見えにくいが、よ〜く見ると小さく白い地模様がある。
ベージュなら、ピンク系のコーディネートの時にも使うことができる。
ピンクがダメになったら、追加で買わずに、これ1本でいいと思う。
20年以上使っているこのピンクのバーバリー。
捨てるか点検したが、やっぱり残すことにした。
この柄も気に入っていることだし・・・。
もう少しくたびれたら、車の置き傘にしてもいい。長年の相棒はなかなか手放しにくい。これが1本あったところで、私の生活を圧迫するものでもない。
正直、長い傘は私の生活には不要なのかもしれない。
本当に出番が少ないから。
多分「ミニマリスト」を目指すならば、持たない選択肢が正解だと思う。
ただ朝から降っている日に、折りたたみ傘は不便。
それに私は「傘」が好きなんだと思う。
あまり使わないのに、傘の売り場を見るのは好きなのである。
当分、傘には困らないので、この傘達とまた20年以上お付き合いしていく。
バーバリーのピンクは何年もつだろう。ちょっと楽しみである。