「”香り”ってなくても生活できるけど、好きなんです。」という記事です。
住まいについても、同じことがあります。
「なくても生活できるけどあって欲しいもの」
今日はそのことについて書きました。
ゆとり、趣き(風情)、季節感、自然
私が住まいに求めたいものです。
「ゆとりと趣き(風情)があって、季節や自然を感じられる」ということ。
私にとって、とても大切なことです。
今は賃貸物件に住んでいて、その度に間取りも部屋の広さも変わるので部屋は「生活する」機能重視となっています。
だから、「なくても生活できるけど、あって欲しいもの」を我慢しています。
実家に帰るとそういうものに和みます。
以下の記載は順不同。優先順位とは関係ありません。
なくても生活できるけど、あって欲しいもの 絵画
実家のリビングとダイニングには、他界した祖母の油絵が3枚、祖母の弟の絵が2枚、玄関にも1枚かかっています。玄関には飾り皿もかかっています。
祖母の絵は2枚は花がモチーフ、1枚は果物。
祖母の弟の絵はいずれも風景です。
上記は固定。基本動かずいつも定位置にあります。
そして、その他の場所にも時々で違う絵が飾られています。
たぶんこれは私同様飽きっぽい母が変えているのかと思います。
(母は模様替えが趣味だと密かに思っています。今は歳をとったので頻度が下がっていますが、以前は帰省の時によく家具の配置が変わっておりました。)
絵はなくても生活できるけど、私は絵が飾られた実家が好きです。
自分の自宅にも
東山魁夷さんの絵を(本物ではない、当たり前)を3枚飾り、季節ごとに変えています。
部屋に馴染む絵を飾りたいです。
なくても生活できるけど、あって欲しいもの クリスタル
例えば、ガラス細工。
実家の玄関には、何頭立てかの馬車に御者がいて中にお姫様が座っている大きいガラス細工があります。
透明一色なのでうるさくなく、ガラスのケースに入っています。
震災でも無事で良かったです。祖父から父が譲り受けたもの。
子供の頃から母と「あのガラス細工素敵ね」とお気に入りでした。
父は4人
姉弟ですが、祖父がなくなった時に我が家にやってきました。
次は私が狙っています(笑)
透明なので写真にうまく写らず今のところ撮影に失敗して、いい写真がありません。
今いるところにはお財布の休む場所にスワロフスキーの金運アップモチーフを置いています。
自宅に戻ったら、スワロフスキーや
バカラの置物を飾りたいと思っています。
(今はできないので箱に入れて自宅に保管。札幌では飾っていましたが引越しの時しまうのが面倒だったので今回自宅に戻しました。我慢したことの一つです。)
なくても生活できるけど、あって欲しいもの 花
実家では主に玄関や、リビングやダイニングの出窓、トイレの窓辺に花が飾られます。
トイレの窓辺に飾る花器もその時々で違って楽しいです。
それ以外にも幾つか鉢植えがあります。その時々で違います。
花は父の担当。
年末年始に帰った時は、
・スズラン
・ハイビスカス
などがありました。
冬なのにスズラン?とびっくりしました。季節感無視ですが可愛いかったです。
父はいかに安く
仕入れたかをいつも楽しそうに話してくれます(笑)
でも本当にきれいなお花が安くてびっくりします・・・。いいな・・・。
あとは母が買ったヒヤシンスの水栽培とお正月の生け花がありました。
花のある暮らしは必須です。
私は今セントポーリアが小さな癒し。
鉢植えのハーブは手放しました。この環境ではうまく育たなかったのです。
今はこの子が一人ですが今度の春、買ったお店でお仲間を増やしてあげるか検討中です。この環境に合うのか、手間いらずで何回も咲くいい子です。写真では分かりにくいのですが花びらがラメ入りみたいにキラキラして不思議です。
なくても生活できるけど、あって欲しいもの 飾るためのもの
例えば、置き時計や飾り皿。
実家では、リビングの家具の上にイギリスで両親が買った置き時計や、お皿が飾ってあります。
お皿だけを壁にかけたり、皿立てに立てて飾る飾り皿もあります。
これも母が気分で変えているみたいです。
なくても生活できますが、あるといいと思います。
特に食いしん坊の私は、果物やお菓子を入れておく大き目のお皿が好きです。
そこになくてもいいけれど、ただ食品庫に入れておくよりは、飾った果物を見てまた季節を感じます。
これは秋。りんごと柿。栗を入れることもあります。
これは冬。黄色が青に映えます。みかんやゆずなど。レモンも入れたりします。
色鮮やかで楽しいです。同じブルーのお皿でも気分でどちらを選ぶかなど楽しみです。
夏はすりガラスなどのお皿にして涼しさを楽しみます。
たぶん食器好きは親譲りです。
このほか、いろんな形や素材の食器があります。
最低限のお皿でも生活はできます。
ここで使っているお皿も、なくてもきっと生活できます。
でも私はこんな風に果物や写真にはないけれどお菓子などを飾ることが好きです。
その時々で使うものを選択する楽しみを私は手放したくありません。
今のところではできないから残念です。
こんな大きなお皿は、今はしまう場所もないし、引越しも大変です。
ということでこういう楽しみも我慢しています。
(実家の物はそのうち私の物になりますし・・・と勝手に決めている。)
果物を買ってくる度に「お皿に飾りたい」と思います。
なくても生活できるけど、あって欲しいもの ランプ
母がランプが好きです。
何個もあります。
若い頃おそらく今思うと
ミニマリストで自宅に何にもなくすっきり暮らしていた私は、「そんないくつも買って」と思っていました。
「もっとシンプルにすっきりしたら?」とよく言っていたと思います。
自宅に帰ると、
玄関のテーブルと椅子に置かれたランプが暖かな光で私を出迎えてくれます。
リビングのソファーの横にあるランプが読書をする私を優しく照らしてくれます。
夕暮れ時の出窓のランプの柔らかな光は落ち着きます。
母のベッドサイドのランプも母の読書を助けています。
蛍光灯の光より、間接照明の光がくつろげます。
今これもできないので、我慢しています。
なくても生活できるけど、あって欲しいもの 庭
これは欲しいです。
一人暮らしを始めてまず嘆いたのが「庭がない」こと。
小さな頃から、庭の木々と花で季節を感じるのが好きでした。
クロッカスの芽が出てきた、沈丁花がいい香りがすると春。
金木犀の香りが漂うと秋。
椿が咲くと冬。
福寿草が芽を出すと、冬の終わり。
などなど。
そして食材。
シソやミョウガも育つし、一番好きなのは木の芽!
たけのこご飯が炊きあがると、庭に出てとってくるのは私の役目でした。
母から「下の方がかたいから先の柔らかな小さめの葉を摘むの」と教えてもらいました。
今のマンションは玄関に木の芽があります。今度春がきたらちょっともらってもいいでしょうか・・・。(いつも摘みたくなります。)
お庭のある生活は外せないです・・・。
広い家に住みたい理由
私がある程度広い家に住みたいのは、こういう「なくても生活できるけど、あって欲しいもの」の為なのかなと思いました。
狭いのが苦手なので、広さがないとやっぱり物は制限したくなります。
だから今はなるべく物は置かない生活をしています。女子力低い部屋です。
3DKの空間では、物は置けません・・・。
広いお家で、好きなものをゆったり配置して、ゆとりや趣きを感じ、花や果物で季節を感じる。
そんな暮らしをしたいです。
北海道と地元に広めの平屋が欲しいです。
でも物がなくても「空間」が大事なので、いずれにしても広いお家に住みたい・・・。
一概には言えませんが、いわゆるシンプルライフというカテゴリーで探すと、
・ナチュラルな色合い
・白い家具
・無印良品やIKEA(のものを使ってシンプルにする)
というイメージがあります。
(あくまで個人的な私のイメージです。)
私の思うシンプルライフは、
・好きなものを厳選して
・思考と行動をシンプル
に過ごすこと。
物量の多い少ないでもなく、
見た感じをシンプルですっきりにしていく、
とかそういうことではないようです。
見た目がシンプルですっきりにしたい部分もありますが、「全てではない」んです。
そればかりになってしまうと、私が大切にしたい「趣き」「風情」が薄れてしまう気がしています。
だから「シンプルライフ」という言葉は、一般的なイメージとは少しずれているのかなと、ちょっと前から思い始めています。
近いのはこちらの本かな・・・と思っています。
にほんブログ村 ↑ 上の青い文字のにほんブログ村がランキングのボタンです。