買ったグラスは3つ
左から、
である。
ようやく普通の形のワイングラスがやってきた。
非常に丁寧に包装されて、届いた。
ロイヤルブルーの箱と黒いリボンがバカラと対照的。
早速飲み比べ(赤ワイン)
シャンパーニュを珍しく飲みきっていたので、白か赤か迷ったが色の違いは赤の方が分かりやすいかと赤にした。
手頃なワインが家になかったので、成城石井に行ったがラインナップが少なくて
2014年のブルゴーニュ(ニュイ・サン・ジョルジュ)にした。
(前のワインショップがとてもよかったので本当に残念。)
ニュイ・サン・ジョルジュは、地図上の9番。
多分私が疲れていたからか、正直さほど美味しいと感じなかった。
今日は何を飲んでもだめだったと思う(残念)。
比べたワイングラスは4つ。
左から、
である。
圧倒的に背の高さが異なる。
普段使うには「バカラ」の背丈の方が使いやすい。
ワインの外観(色)
明らかに「バカラ」と「サン・ルイ」で異なった。
下段:サン・ルイ(左/長期熟成用 右/ヤングワイン用)
バカラの方が、ワインに透明感がある。
サン・ルイはスモーキー。
(でも不思議なもので、サン・ルイ単体で見れば普通に透明感は感じる。
バカラと比較するとバカラの方が断然透明感が感じられるのだ。)
バカラの方が硬質的で、サン・ルイの方が柔らかな雰囲気である。
この辺りは好みだと思う。
それにしても、カットでここまで異なるのだと改めて実感。
色は、明るくオレンジ系の赤味だった。
サン・ルイのグラスの方がオレンジ色が強く感じられて、透明感があるバカラの方がきれいな赤の要素を多く感じられた。
(写真だとオレンジ色が強く出てしまう。)
ワインの香り
やはり一番、香りを閉じ込めていたのは、サン・ルイのマチュアワイン用だった。
それ以外は、口が開いているのであまり変わらない気がした。
サン・ルイのフレッシュワイングラスが一番変化するかも・・・と期待したけれどあまり大きな違いはなかったと思うけれど、また別のワインで試したい。
ブドウはピノ・ノワール。
主なアロマは、
と紹介されている。
このワインは香りが弱かった(閉じているのか、控えめなのか・・・)。
持続性もあまりなかったが、飲み終わったグラスからの方が香りを取れた。
ベリーを煮詰めたような甘酸っぱさが感じられた。
時間が経ってから香りや味が変わるかどうか、明日以降試したい。
ワインの味
最初に強く感じたのは、酸味。
果実味が分からないくらい、強い酸が前面に出ていたけれど、私の体調が万全でなかったからかもしれない。
グラスを試したいだけで、さほどワインを飲みたい気分ではなかったからだ。
状態がよくなかったのか、このワイン自体がいまいちなのか、私の体調なのか分からないけれど・・・あまり美味しくなかった。
酸味を和らげてくれたのは、バカラのアルクールとサン・ルイのマチュアワイン用のグラスだった。
今回、サン・ルイのフレッシュワイングラスがあまり特徴を感じられなかったので、元気なときにもう一度試したい。
グラスの縁
これも好みだと思うけれど、私はバカラが好きかもしれない。
薄い縁が好みの人は、バカラのフロールがいいと思う。
ワインがグラスの縁から滑らかにスルスルと入ってくるのは、バカラのアルクール。
ワインが口の中に入るまでの邪魔が一切ないのだ。
普段は1回に1つのグラスしか使わないから無意識だったが、この唇に当たる感触はバカラのアルクールが一番良かった。
ただ、夏にキリッとした冷たい飲み物を飲むなら、バカラのフロールのような縁が薄い方がいいかもしれないので、これも何を飲むのかによるかもしれない。
次はシャンパーニュで比べたい
今回は赤ワインだったので、次回はシャンパーニュや白ワインで比べたい。
シャンパーニュ用は上の3つの比較になると思う。
サン・ルイのグラスの波なみ
ワインの色を観察するのには、カットの波なみの形状が適していないかもしれない。
上図のように、赤ワインは矢印の方向から確認するのだけれど、グラスを傾けると手間のグラスの波で中の色がよく見えなくなる。
あとはワインの色の縁がモヤっとして見えるのが、色が褪せてそう見えるのかカットのせいなのかが分かりにくい気がする。
しっかりワインのテイスティングをしたい人には向かないかもしれない。
ちょうどリーデルでハンドメイドのグラスが記念で出ているが、こちらの方がワインをよく見るにはいいと思う。
創業260周年を記念した、リーデル最高峰ハンドメイドグラスセット sommeliersソムリエシリーズ
4つのグラスでの飲み比べ。
楽しかったので、次回はもっと美味しいワインでやってみたい。