小さきものは、みなうつくし。
枕草子のフレーズはいくつか頭に残っている。
小さきものは、みなうつくし、が記憶にあり調べたら『何も何も、小さきものは、みなうつくし』だった。
https://manapedia.jp/text/1786
改めてまた読みたくなってしまった。
枕草子の中では、赤子や雀などが描写されているが、小さいものは可愛らしい。
先日鹿児島神宮に行った。
目的は安産のお守りだったのだが、ふと目に留まったのが、信仰玩具。
お守り売り場の反対側に、信仰玩具が陳列されていた。
上記リンクの説明と写真。
鹿兒島神宮には全国でも稀にみる多数の信仰玩具が伝わっています。
その中のひとつが鳩笛で従来より皆様に「鹿兒島鳩笛」として知られています。
文献によると八幡様と縁の深い鳩を模した鳩笛は鯛車や香箱等と一緒に旧暦3月10日の藤祭の頃、出店で売られていたようです。
その時は鳩笛も現在の一種類だけでなく様々な絵柄の鳩笛があったようです。
今回、過去の資料等を元に、伝統工芸士の先生のお力をお借りして一つ復刻することとなりました。
(お借りした画像)
パッと目に飛び込んできたのが、鳩笛。
以前、京都の平岡八幡宮で私の目に留まったのは土鈴だったが今回は鳩。
一呼吸置いて、お参りをしてから戻るも、やはり気になって。
音の鳴るものは魔除けにもなる。
と自分に言い訳して、購入してきた。
私が買ったのは、復刻版の鳩笛。
右の土鈴は京都の平岡八幡宮のもの。
花の天井を見に行った時に購入した。
今並べて置いている。
平安の昔から、小さきものは可愛らしいという感覚は普遍なのだなぁとふと思った。
変わる価値観もあれば、変わらない価値観もある。
※大分の宇佐八幡とどちらが正八幡かの争いがあったらしく、私には分からないけれど。
長年生きていても知らないことはまだまだ沢山ある。
この土地に来たのもきっと何かのご縁。
満喫したいと思う。
日本ブログ村のランキングに参加しています。よろしかったら、応援よろしくお願いします♩