飽きっぽい私は、ブログの色合いやトップの写真を変えました。
すっきりしたくて、青空に白い雲。
また秋が深まったら変えたくなるかもしれません・・・。
さて。本のジャンルとして、私は随筆が好きです。
小説よりも多く読んでいる気がします。
4日目は、(って毎日続くのだろうか・・・)林望さんの随筆「イギリスはおいしい」です。
(林望氏はその名前を音読みして、りんぼう先生と呼ばれることがあります。)
ご参考:林望氏の主な著書
この随筆の他にも、大人の知性の磨きかたなどの知的シリーズ、お金の使い方(例えば「節約の王道」)、家の建て方、書斎の作り方など様々なテーマで本をお書きになっていますが、りんぼう先生のイギリスシリーズは最初の1冊としてオススメです。
りんぼう先生はイラストもお描きになり、「イギリスはおいしい」でもそのイラストを見ることができます。
(その他、楽器の演奏から能から高尚な趣味が沢山あります。)
◆著者:林望
◆どんな人?
・日本の文学者、作家
・ケンブリッジ大学とオックスフォード大学での研究の為にイギリスに滞在し、そのイギリスでの生活を綴ったエッセイで作家デビューする。
◆どんな本?
・自身のイギリス滞在中の経験をもとに、イギリス人の食文化や気質、文化などをを鋭い観察眼を通して綴った随筆。
・日本文学者ということで言葉の使い方や表現力、ウィットに富む文章など、洗練されていると思う。
・単なる美味しいものの紹介ではなく、よく「イギリスの食事はまずい」と言われるけれども見方を変えればそうではなく、「イギリスにもおいしいものはある」ということを納得させてくれる本。
*どの章も面白かったのですが、特にコックスというイギリスの小ぶりの林檎、またイギリス人にとっての主食について書かれた箇所は印象に残っています。
◆イギリスが好きな方はもちろん、イギリスに興味がない人でも楽しく読める本だと思います。
りんぼう先生の信念や拘りは、随筆のいたるところに垣間見ることができ、他の随筆も面白いです。
(ご参考)「節約の王道」