ホテルオークラ京都のロビー
ピトレスク〜絵のように美しいさま
ピトレスクとは、フランス語で『絵のように美しいさま。絵画的。』といった意味らしい。
十分密は避けられた。
窓からは京都の街並みが見える。
この日もよく晴れて暑いくらいだった。
席には落ち着いたオレンジのお皿と同じオレンジ色のプリザーブドフラワーのバラ。
アペリティフがまず美味
ハート型のトーストの下は、卵の殻。
中にはメープルシロップやスパイスで味がついたクリームと半熟卵。
このクリームが美味しい。
これをトーストに付けて食べる。
ふわふわしてなめらかなクリームの食感、甘みとほのかなスパイスの塩梅がとても美味しくて、次のお皿への期待につながる。
オードブルはサーモン
サーモンとイクラにビーツと野菜。
色が鮮やかでこちらは普通に美味しかった。
もともとビーツは特段好きじゃないけど、北海道でよく出てくるのでだいぶ慣れた。
色はキレイだと思う。
これは普通に美味しい一皿。
そして、お魚は牡蠣をセレクト
この料理がとても美味しくてまた食べたい。
ワインはこれに合わせて、ロワールのミュスカデのグラスにした。ソムリエさんのおすすめ。
銀色のクローシェ(いわゆる円い銀の蓋)をして運ばれてくるが、それをとると、ふわっと牡蠣とクリームと蕪の香りが立ち上ってきて、もうその時点で好きな味だわ、と嬉しい。
ぷっくりとした身が見るからに美味しそう。
蕪はどちらかというと少しだけかために仕上がっていたけれど、牡蠣が柔らかいからなのか、単にかためにだったのかは分からない。
グリーンの葉は蕪で、牡蠣のムースを葉で包んであり、凝ったお料理。
ソースも美味しくて、生牡蠣も好きだがこういう料理も好き。
こちらではかなり前から、二枚貝の生は提供していないとのこと。
最近勧めてもらうワインを飲んでおり、この牡蠣の時はロワールのミュスカデ。
シャンパーニュが5年ほど経過したものらしく、こちらをおすすめされた。
右側のワイン。
ロワールのセーブル エ メーヌで2019年。お値段もリーズナブルなグラスワインだったけれど美味しかった。
最近、ロワールはソーヴィニヨン・ブランばかり飲んでいたので久しぶりのミュスカデ。
ホテルオークラ東京の方がミュスカデについて書かれているからリンクしておく。
ミュスカデの特徴とは? | オークラだより | The Okura Tokyo | 公式サイト
そしてお肉料理は鹿のパイ包み
こちらのメインの赤ワインを決める際、メニューには書いていないが、グラスで出せるメルローがあるというので、それにした。
鹿だから、他のワインもいいんだけれど今回はメルローで。
メニューのグラスにはピノ・ノワールもあり、合わなくはないと言われて、最後の最後まで悩んだものの、メルローにしてみた。
シュヴァル・ブランが有名だが、シュヴァル・ノワールは飲んだことがなかった。
色はかなりしっかりめだったけれど、意外となめらか。
ソムリエさんいわく、最近角が取れ丸みを帯びてきたとのこと。
今の時期、ジビエもいいのだけれどコロナでフランスから鶉などが来ないらしい。
鹿をミンチにした中にはフォアグラが入っていた。
付け合わせはかぼちゃとあと白い方はリンゴと根セロリのピューレ。
このリンゴと根セロリのがとても好きな味だった。
ワインベースのソースは、甘さと酸味のバランスが良く美味しかった。
デザートは柑橘とショコラ
メレンゲと蜜柑のムースみたいなもの。
横には金柑にホワイトチョコレートのコーティング。(これは普通のチョコレートがいいが色合いのせいかも。私はホワイトチョコレートが好きじゃないけど、このくらいの薄さなら何とか大丈夫。)
下にしかれたオレンジの部分もゼリーになっていて食べられる。
小さなチョコレートケーキもしっとりと美味しくて、私はこちらだけでも満足。
グリーンが爽やか。
クラシカルなフレンチだけれど、量も程よく大満足。
静かで美味しい時間を満喫できた。
また京都を訪れたら行きたいと思う。
次は同じホテルの鉄板焼きも食べてみたい。
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