ということで、事前に予約して基本的には自分と他のテーブルとの距離があるところを意識した。
- 最近の美味しいお料理@京都
- 京料理 本家たん熊
- 個室の様子
- 最初にシャンパーニュ
- コースがスタート
- 続いて、からすみとお造り
- 続いてすっぽんの椀もの
- 焼物
- 続いての日本酒は、田中六五(福岡県)
- お料理はもう少し続く
- 豆ご飯の行く末
- おまけ〜夜はホテルでゴロゴロ
最近の美味しいお料理@京都
過去2回をリンク。
京料理 本家たん熊
個室の様子
私が通されたお部屋はかなりこじんまりとしていた。
ちなみに粟田山荘はこんな感じで広かった。
お軸は季節の梅。淡いピンクが可愛らしい。
次はこの柑橘類。
見た感じ蜜柑の皮みたいな質感だから、柑橘系かと思ったら案内をしてくれた若い女性に菊の花と言われ、おかしいと思って後でもう一度女将に聞いたら仏手柑(ぶっしゅかん)という柑橘だった。
ここまで大きいのは珍しいらしい。
お部屋の角には神様と、
羽子板の羽根がいくつか下がっていてこちらも小さくて可愛らしかった。
このお軸はちゃんと写せなかったが山のもの。
こちらはお名前を失念したが、その方が87歳の時に描かれたお薄の茶碗だそう。
テーブルの上には、干支の丑の置物。
窓から中庭が見える。
これは、大正期・昭和期の著作家、歌人、脚本家である吉井勇氏によるもので、『日々新』と書いてある。
最初のセッティングはこんな感じ。
最初にシャンパーニュ
コースは日本酒とのペアリングにしていたのだが、最初にペアリングの日本酒以外に何かビールでも飲まれますか?と言われた。
でも、あまりビールは飲めない。
シャンパーニュがあるかを伺うと、グラスはなくハーフボトルから。
悩んだが、こういう時に我慢したくないのでとりあえず銘柄をお聞きしたらアンリオ。
アンリオのハーフボトルは、近くの百貨店に置いてないので飲みたい。
飲みきれないなら持ち帰ってくださいとのことで、注文した。
最初にちょっと泡を飲みたかっただけなので、翌日ホテルで残りを飲んだ。2日目も美味しかった。ブラン・ド・ブラン(白ブドウだけで作られたシャンパーニュ)で、コクがありしっかり目の味だった。
コースがスタート
最初に目に留まったのが、手前の子持ちワカメ。
これとシャンパーニュは合わない気がするけど。
お店の方曰く、
- まだ年明けの珍しい時期なので子持ちワカメを出したかった。
- 数の子とワインが合わないのは理由があるから、それを解消するようにしてある。
- ベストマッチまではいかなくとも、不味くはならない
とのこと。
食べてみると、正直最初の一口はほんの少しだけ最後に生臭さを感じたが、いつも試して感じる明らかに合わない感はなく驚いた。
二口目ははじめより違和感が減って、なおかつベストマッチとはいかないというのも納得。
蓋の中身はナマコ。(少し食べてから撮影)
コリコリ感が少なく不思議な食感だった。
この料理はシャンパーニュと一緒に食べた。
続いて、からすみとお造り
からすみは餅米を蒸したものと、ゆずと一緒に。
お酒をこれから飲むので、その準備という位置付けらしい。
この時まだ日本酒が来てなかった。
からすみは大好物なので嬉しい。
少しもちっとでも重たくはない餅米にからすみと旨みとゆずの香りがよい。美味しかった。
お造りは、カレイとイカと車海老。
鰤じゃなくてよかった。どれも好きだし海老が車海老なのも嬉しい。
粟田山荘と入船ではとても美味しい大根おろしだったが、こちらはカレイの下の紫蘇の下には長芋がしのばせてあり、長芋も好きなので美味しくいただいた。
日本酒は、ペアリングでお任せ。
一つ目は富翁が出てきた。伏見の北川本家さんのお酒。お銚子も出てくる。
甘味を感じながらも、甘過ぎず美味しかった。
精米55%アルコール度数15度。
とてもリーズナブルな日本酒。
続いてすっぽんの椀もの
すっぽんのコースと最後まで悩んでいたので、次はすっぽんコースを食べたい。
このお椀も美味しかった。
香ばしい焼いたお餅もアクセントだし、すっぽんもプルプルしたところと身が程よく美味しい。
焼物
これは菊花蕪と黒豆も美味しくて満足。
魚はマナガツオ。
しっとり柔らかくてこの冬だいたいマナガツオか鰆と言われる。
マナガツオの旬を調べたら、瀬戸内海だと初夏から秋、東シナ海だと12月から翌春らしい。
お皿は九谷焼。
お酒は田酒が出てきた。
いわゆる飲みやすい感じ。
青森県のお酒は最近ほとんど飲んでおらず、久しぶり。
酒器はバカラ。これが素敵で買いたくなった。
選んでくださる人の好みもあると思うけど、私なら選ばないかも。やはり甘め。
続いての日本酒は、田中六五(福岡県)
料理は、お肉の蒸し物。
この辺りは粟田山荘の方が記憶に残っている。
美味しかったけどこの日歩き疲れて、だんだん後半はただ美味しい、と食べておりきちんと説明が頭に残ってない。
ただ全体を通してハッとする美味しさというより、じんわりした美味しさなのかもしれない。
お酒は福岡のお酒。白糸酒造さんの田中六五。
最後の日本酒はこちらだった。
飲んだことがないから調べてみた。
こちらから引用した。
「田中六五」は白糸酒造の8代目・田中克典が中心となって手掛ける酒。「田中」とは田中家の姓であると共に、「田んぼの中にある酒蔵で醸された」という意味が込められている。
そして、「六五」とは、「糸島産山田錦のみを用い、65%精米によって仕上げられた純米酒」であるということ。伝えたいメッセージは、それ以上でもなく、それ以下でもない。
お料理はもう少し続く
豆ご飯の行く末
翌日ホテルで朝食も食べ、お昼はさほどお腹が空かないかもしれない。
一応豆ご飯を持って出かけた。
ホテルに置いて行ったら、戻っても絶対食べられいと思ったから。
奈良に移動して、のどかな人のいない梅がほころぶ大和文華館のお庭のベンチで、豆ご飯を食べることにしたが大正解。
この梅は白加賀。
この大和文華館は学園前という駅にあるのだけれど、お昼を食べる場所もよく分からないし次に移動したかったから、この豆ご飯が本当に役に立ってくれた。
日当たりの良いベンチで、梅を見ながら食べたが、冷めてもとても美味しかった。
暖かい日で良かった。
しかも、奈良漬はあまり得意ではないのに、この少し入れてくださった奈良漬がとても美味しくてよいアクセントに。
お豆も中に結構入っており、大満足のお昼だった。よく分からないお店で半端なものを食べるより私にはご馳走。
この日は、京都→奈良(大和文華館→松柏美術館)→大阪(あべのハルカス美術館)と移動したから、ここでお昼をささっと食べることができたのはありがたい。
このお豆ご飯もまた食べたい。
おまけ〜夜はホテルでゴロゴロ
この日、夜は京都駅の伊勢丹で、たん熊で飲みきれなかったシャンパーニュのおつまみを買って部屋でくつろいだ。
シャンパーニュはコルクだったから泡がほぼ抜けちゃったけど味は美味しいままだった。
おつまみとほうれん草のキッシュ。
伊勢丹にある湯葉懐石が前に行って良かったから予約していたが、疲れてしまったのとシャンパーニュも飲まないといけないのでキャンセルしてホテルに戻り、広いベッドでゴロゴロしながら、のんびりした。
自宅のベッドもこのくらいあるといい。
いつもはツインを予約する。今回はベッドが広いのが良くて、ベッドサイズが大きめのシングルを予約していたのだけれど、ホテル側がおそらく良かれと思って、最上階のツインに変更しましたとのこと。
でもそれだとベッドがシングルになってしまう、とお伝えしたところツインをワンベッドにメイキングしてくださった。
部屋もベッドも広くなり、2泊だったからのびのびくつろげてありがたかった。
(以前友達と行った際も、とても広い部屋にグレードアップしてくれたことがあった。こういうのはありがたい。)
たん熊では次はすっぽんコースを食べたい。
季節は冬がいい。
京都の美味しい料理は、④のフレンチへと続く。
そして、前回食べたフレンチも美味しかったからそれも⑤として書こうかと思う。
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