アボカド色のバッグ
それは、小さめのバッグで、アボカドと言っても実際のアボカドよりも深めのシックなグリーン。
私がこの色に興味を持ったこと自体びっくりだけれど、とにかくバッグに呼ばれた気がした。
百貨店の中でもさほどスペースはないそのお店の中で、そのシリーズは3つだけディスプレイされていた。
その時は時間がなく、色もいつもは買わない色だし、そもそもバッグは多過ぎる自覚もあり、買わなかったが、とても気になり商品の番号は控えてきた。
なくなるかもしれないシリーズ
デザイナー交代
2013年、デザイナーが変わった。
忙しくて、あまり店舗にも行かず知ったのは少し後。
最近雰囲気が変わり、買いたいものがない。
と言った私に『デザイナー が変わったんです。』とお店の人は言った。
過去一時期、デザイナー交代であまりにポップ?な時期があり買わない時があったけれど、今回の交代は、私にとってはそれどころではなかった。
ロゴも変わってしまった
まずロゴが変わった。
変更後のロゴは正直私の好みではなかった。
デザインもクラシカルから、モダンに大きく舵を切った気がする。
お店に入った瞬間、違う店に来たみたいな違和感。
とても個性的になった気がする
新しいシリーズが展開され始めた。
1つは気にはなったが結局まだ買っていない。
デザイナーが交代してから、新しいシリーズは買わずに定番を買ったけれど昔の方が良かった。
新作が出ても、買いたい、欲しいと思うものがなくなっている。
若き天才デザイナー
デザイナー交代で、そのブランドの売り上げは劇的に改善したらしい。
もともと私の好みは、流行とは無関係な自覚があるから、私が好きだという時点で多分時代の先端からは遠いものなのかもしれない。
その若き天才デザイナーは、『お店に来た方にいつも新しい作品に触れて欲しい。』と思っているらしい。
私の愛用のバッグも、昔からの愛用者がいるから作ってはいるけれど、そのうちなくなるかもしれない、と言われた。今も数点出る程度でお店の中でも数点しかなかった。
就任当時、29歳だった若き天才デザイナーには、私の好きなものが変わらずそこにある、という価値観は届かないのかもしれない。
変化も必要だと思うけれど
そのブランドが好きな人には、そのブランドの商品であれば、なんでも構わないのかもしれない。
ただ、私は定番商品が好きだったから、それがなくなったら買いたくなくなる。
財布などの小物もだいぶ雰囲気が変わってしまった。
今愛用のお財布が傷んだら、次どれを買ったらいいのだろう。
もちろん、変化は仕方がない。
ただもう少し緩やかならいいのに、と思ってしまう。
再び、アボカド色のバッグ
そんな中、未だ気になる。
そもそも数が少ない。
でも、今バッグを買う予定はなかったこともあって迷っている。
買ったら使うことは間違いないので、さらに悩む。
今同じサイズは白を持っているが革の質感が違うのだ。
今回のバッグは、私の好きな質感のバッグだし、同じ色は2度出ないから今買わないともう次は買えない。
どうしようかしら。
このところ迷っている。
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