事前の予習
2017年の春。
銀座に能楽堂が出来た。
その記念公演をNHKの『古典芸能への招待』という番組で放映したのを録画しておいた。
その演目が『翁』『高砂』など縁起も良く、見たいものだったから録画していたのが、今回の予習に役立った。
副音声で解説もあるのが嬉しい。
1.3倍速でも元のスピードがゆったりしているので予習には十分。
能面は室町時代の伝説の翁面の打ち手、弥勒が作成した翁面だし、衣装は江戸時代に徳川家康から賜った布で作られた400年近く前のものとのことで、この時は記念公演だから使われたらしい。
リアルで見たかった。
古いものが好きな私は、こういう古い伝統が受け継がれていること事態にも感動する。
あとは録画以外に、能の本で演目に目を通した。
密は避けて
コロナ禍で最近バスはガラガラ。
10人も乗っておらず、皆離れて座席を指定している。(帰りはもう少しいた)
念のため地下鉄では、マスクを二重にした。
行きは京都駅まで行かずに手前で降りて地下鉄を利用した。
やはり普段より人は少ない。
能は11時から夕方17時までの長丁場。
お昼は食べるところもあるが、飲食は避けようと家から持参。
あまり食べる時間もないので、おむすびを作り、先日の低糖質スイーツと白湯を持った。
上演は京都の観世会館
簡単なので迷わないと思う。
こんな道を抜けると平安神宮の鳥居が見えてくる。
観世会館は、このような建物。
人が既に並び始めていたから、正面は撮らず先に並んだ。
今回指定席の販売がなく自由席だけだったから、早めに来て良かった。
能舞台
この舞台は見ていると落ち着く。
グッズを購入
まずはトートバッグ。
これは最初買うか悩み一度やめたのだけど、持っている人がいて、良さそうだから購入。
側面が茶色と紺色の2色展開。
私は紺にした。
ちょうど服も紺色のワントーンで、革のリュックも紺だから合わせやすい。
能を見に行く時の資料を入れるのにぴったり。
クリアファイルも能舞台の松の絵が描いてあり、これも最初やめたのに後から購入。
あとは葉書を2セット6枚購入。
11時から17時までの長丁場
今回の演目は、
- 能『翁』
- 能『鶴亀』
- 狂言『筑紫奥』
- 能『葛城』
- 能『小鍛冶』
の5つ。
『葛城』と『小鍛冶』の間に仕舞『難波』『屋島』があった。
この間休憩は、2回。
20分と15分。
私は最初の休憩でトイレと昼食(おむすびとお菓子少し)を食べ、2回目は席から立たなかった。
舞台の様子
予習と本のおかげで話も分かって、満喫できた。
いつも演じている人以外の人が置物のように微動だにしないのがすごいのだが今回は、
最初の面箱持の方が少し怪しかった気がする。
もぞもぞしたのが気になった。
他の人が動かないので少しの動きが目立つのだ。
あと千歳(せんざい、と読む)の方がちょっとまだ若いのか動いた気がした。
極め付けは、『鶴亀』の時に地謡座と呼ばれる場所にいた座っていた方が、よろよろし始め、最後の方は何回かよろけて、隣や後ろの方が支えていたが、こんなことは初めてで、一体何があったのかしら?と気になってしまった。
しびれたとかそういう感じでもなかったから心配。
衣装が素晴らしい
シテ、というのは主役みたいなものだが、やはり主役だけあって、見事なものが多い。
シテだけではなく今回は、
- 『鶴亀』の鶴と亀
- 『鶴亀』の帝
- 『葛城』の神
- 『小鍛冶』の稲荷明神の化身
の衣装が美しかった。
舞いも見ていて飽きなかった。
が、日頃の睡眠不足もあって、途中睡魔に襲われた。
舞台を見終えて
京都駅に戻り、いつもの湯葉とハンドクリームを買って帰るつもりだったが、昼食がおむすび一つだったから、欠食児童のようにお腹が空いた。
飲食店には入りたくなかったけれど、本当にお腹が空いたから食べて帰ることにした。
日帰り京都で夜食べたのは初めてかも。
密にならなそうな京料理のお店に入ったら美味しかった。
窓からの京都タワーもきれいで、小一時間で湯葉とお豆腐のコースを食べた。
あと日本酒を少しだけ。
他にも、湯豆腐、汲み上げ湯葉、豆腐田楽、湯葉のお寿司、デザートが出た。
今度またゆっくり食べたいと思った。
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