〜 blancのひとりごと

『エピデミック』〜復刊した感染症の本

 

 

 

 
実家に帰ると、母が新しい本を持っていた。

 

 
母の友人のご子息の職業が作家でその方が書いた本。それをいただいたらしい。
 
以前から知ってはいたけれど、ちゃんと読んだことはなかった。
 
本のタイトルは『エピデミック』。
 

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2007年に書かれた本で、今年コロナ禍で緊急復刊された本。
 
読み始めたら面白くて、またこんな話を書くにはどれだけの準備が必要なのだろうと、作品が出来上がるまでの過程が気になる。
 
そもそもこの本を読むまでは、疫学について考えたこともなかったし、こういう職業についてもあまり気にしたことがなかった。
 
疫学とは、日本疫学協会によると、
『明確に規定された人間集団の中で出現する健康関連のいろいろな事象の頻度と分布およびそれらに影響を与える要因を明らかにして、健康関連の諸問題に対する有効な対策樹立に役立てるための科学』
と定義される。
 
商品紹介を引用すると、
東京からほど近い海辺の町で、死に至る肺炎を引き起こす謎の感染症が発生!重症患者、死者までも急増し、選りすぐりの疫学チームが現場に入るが、なかなか感染源は特定できない...。感染拡大により医療だけでなく行政がきしみ、市民生活が崩れかけるなか、世界的なパンデミックを防ぐために疫学者たちが立ち向かう。
こんな感じ。
 
本を読むと東京からほど近い海辺の街はC県T市と書いてあり、千葉県の館山市と推測。
 
今読んだところまででは、この辺りが伏線ぽくて、感染源はここが怪しいなどと思いながら読んでいるけれど、まだ感染源は不明。
 
死亡者が出た街の人が電車内で避けられたりと今のコロナ禍でありそうなところが、2007年の時点で書かれていたことが、ちょっとすごいなと思う。 
 
少なくとも2007年当時、私はコロナのことなんて、考えたこともなかった。
 
著者は、川端裕人氏。
 
兵庫県明石市生まれで、幼少期を千葉県で過ごし、東京大学教養学部出身だそうだ。
大学卒業後は、日本テレビに入社。科学技術庁気象庁を担当する記者として活躍されて、その後小説家としてデビューした。
 
そういえば昔、「川端さんの息子さんが会社を辞めて作家になるのよ。」と聞いたことがあり、その時は「会社を辞めて食べていけるのかしら?」と思ったけれど、作家としてやっていけるから会社を辞めたのね、と今は分かる。
 
私は知らなかったけれど、『銀河へキックオフ』というアニメの原作を書いた作家でもある。
 
時々、母から聞いていて(向こうは当然私のことは知らない)、知っていたけれど私はあまり小説は読まないので手に取ることはなかった。
 
この機会に他の作品も読んでみようかとホンシェルジュをチェックしたら、川端裕人氏の作品おすすめ5選がでてきたので、ご参考までに。
 
 
 
ステイホーム中の読書時間が今までより取れる人も多いと思う。
 
良かったら、手にとってみて下さいませ。
 

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