温泉。
体を温めるのが好きなので、温泉自体はいいのだけど、面倒なのも温泉。
基本的に温泉は苦手・・・
温泉が部屋にあるのが一番だが、ホテルだとそうもいかないことが多い。
そもそも、旅先は部屋に戻るとそれなりに疲れている。
にもかかわらず、そのままポンとお風呂に入れないのが面倒。
アメニティや着替えなど必要なものを支度して、部屋から出て、わざわざ部屋の外に出ないといけないのが面倒。
脱衣所のカゴってモノが平置きできないから取り出すのが面倒。
あとお風呂場の出入口に置いてあるマットを踏みたくない。(潔癖症な訳ではないのだが、変なところで神経質。)
そして、他人がいると温泉てリラックスしにくい。
基本、一人でのんびりお湯に浸かりたい。
ということで、基本的に温泉は苦手だった。
温泉に入るとしたら登山の帰りに汗を流す目的が多かった。
でも、温泉好きな友達のおかげで、最近温泉にだんだん慣れてきた。
部屋に温泉が一番良い
帯広の北海道ホテルには温泉付きのお部屋があるけれど温泉は小さい。
今のところ、北海道の温泉付きのお部屋で一番お気に入りは、やはり丸瀬布にあるマウレ山荘。
改装されたが、される前も風情がありよかった。
(改装後行った時は、温泉があるお部屋は埋まっており泊まれなかった。)
お部屋も部屋にある温泉も広いのが良いのでリピートしている。
ここはコテージもあり、コテージにももちろん温泉がある。まだそちらには泊まったことがないのでいつかトライしたい。
ここも北海道に住んでいた頃、友達から勧められていたのに、その時は興味がなく行かなかった。もったいなかった!
ちなみにここのお蕎麦も好き。
菩提樹の蜂蜜もここにきたら必ず買う。
マウレ山荘自体はお部屋に温泉がなくても、お気に入りの温泉の一つである。
いよいよ本題、今回行った源泉掛け流し温泉
今回はホテル泊で函館も札幌も温泉がなかった。
函館で、友達が「温泉行く?」と聞いてくれた。
函館で、友達が「温泉行く?」と聞いてくれた。
疲れていたので初日はパスした。
2日目の夜も夜更かしで、パス。
友達情報のきれいじゃないというのも気が進まなかった。
(正直に書くと「きったないところだけれどお湯がいい。」と言われた。)
温泉で写真は撮らないので、どんなところかは「西ききょう温泉」で検索していただければと思う。
疲れているからこそ、温泉。
でも疲れていると行くまでが面倒で、2晩葛藤。
だけど、せっかく来たのだし何事も経験しないと分からない。
面白そうだしと好奇心も加わり、3日目の朝入ることにした。
その温泉は函館の街中から、車で20分かかるかかからないかくらいの場所にあった。
西ききょう温泉 健康グランド
結論。
私は行って良かった!
毎晩行っても良かった!と思った。
函館2日目、夜のワインバーでの時間も楽しかったけれど、温泉に行けばよかった!
また函館に行くことがあったら寄って温泉入りたい。
恐れていた温泉のきれいさ度合い。
どうやら少し手が入ったのか友達が昔よりきれいになっている、と言っていた。
女性の好感度が星2つというのも分かる気はするが、私はシンプルで良かった。
記憶が曖昧なのだが、谷地頭温泉より良かったと思う。
地元の皆様の温泉
温泉にいらした皆さん、「おはよう〜」とか「お先にぃ」と声をかけあっている。
ほぼ全員顔馴染みらしい。
おそらく余所者は私だけ。
朝早めなのに駐車場には車がたくさん並んでいた。
皆様の日常の日々を乱さないようにと、おそるおそる洗い場に入り、ご挨拶?の後、人の少ない一番奥で体にお湯をかけ始めた。
湯船?は丸いのが3つ。
手前が一番温度が低く、一番奥が高いらしい。
私は一番奥にいたので、お湯が熱い!
桶に温泉のお湯を入れて、それを水で薄めながら体にお湯をかけながら体を洗い、それから髪を洗おうとしたところ、、、
「お姉さん、髪を洗うならあっちのシャワーがいいよ。そこの水は真水じゃないから。」
と教えてくださった。
優しい。。。
シャワーはなかった、と聞いていたし、あまり周りを見ずにいたので気づいていなかった。
たくさんはないが、ちゃんとシャワーの場所があった。隣では街の人と思しき方が歯磨きをしていた。
シャワーで洗髪した後、一番手前の湯船には既に3人が入っており満杯感があったので、誰もいない真ん中のお湯に入ろうとしたところ、再び、、、
「そっち、熱いよ。こっちがいいよ。長く浸かれるよ。」とお声をかけていただく。
「お邪魔ではないでしょうか?」
(私が入るとさらに狭くなるかもと危惧)
「なんも。みんなのお湯だもの、どうぞどうぞ〜。」と年配のご婦人方が私の場所をあけてくださった。
やはり。優しい。
そして、その湯船では一頻り「(おそらく公共の場で)靴を取り違えられる」話題で持ちきり。
ずっとその話題だった。
丸い湯船の中、3人のご婦人方の靴取り違え談議が面白くて、狭いこともあって一部始終聞こえてしまった。というかあの至近距離で聞こえないはずがない。近っ!という距離感。
取り違えなのか確信犯で盗むのか、知能犯的な手法までこの界隈で起きた靴取り違えに詳しくなった気がした(笑)
一人の方は、盗られた靴が戻ってきたらしい。
お湯の温度は程よく、とても良かった。
真ん中のお湯は熱く浸かれなかったから、やはり一番手前の湯船に戻った時に温泉施設の方がいらして、温度を測っていた。
私がいた湯船は、40.5℃。
「ここは、最低40℃を維持しないといけないのよねえ。」とのこと。
そのための計測らしい。
ちょうどいい湯加減で、ゆっくり浸かることができた。
温泉に詳しいわけではないのだが、私には合った気がする。
予定がなかったら、もっと長く浸かっていたかった。
もともと湯冷めはしない体質なのだが「ここの温泉は温かさが持続して湯冷めしないよ〜」とまたまたご婦人方が音質について教えてくださった。
友達も「ずっとポカポカして湯冷めしない」と言っていたのできっとそうなんだろう。
ドライヤー、持ち込み可能
ホテルで髪を乾かそうとそのまま車に戻ろうとしたら、またお声が。
「ドライヤー貸そうか?」
どこまでも優しい皆様。
ありがとうございます。
コンセントはあるので、髪も乾かせるようでマイドライヤー持参でいらしているらしい。
ホテルまで近いのでご辞退して、髪はホテルで乾かした。
(友達がヘアビューザーを持ってきてくれたのでそれで乾かした。)
この温泉にいらした皆様方、突然来た私にもとても親切であたたかな気持ちになった。
改めて感謝。
終わりに
地元の皆様に愛される温泉。
1回370円。
古いけど(多少手が入ったのか)きったなくはなかったと思う。
また函館に行ったら、寄ってみたい。
シンプルな温泉なので、荷物は少なく最少限で行くことをオススメする。あと車でないと行けない気がする。
親切な函館の皆様のおかげで楽しい滞在となった北の大地旅だった。