旅の始まりは興福寺から
今まで、車でしか来たことのない奈良。
今回は初めて近鉄電車を使ってみた。JRより奈良公園に近かったから。
鹿とセントくんが出迎えをしてくれる。
どこから出ようかと一瞬迷ったけれど案内が出ていたので、それに従って駅の外に出た。
そこからまっすぐ奈良公園に進んでいけば、程なく興福寺に到着。
まずは「興福寺国宝館」から・・・
- 8世紀頃の水晶
- かの有名な国宝 木造金剛力士像(阿形・吽形)(鎌倉時代)
- 国宝 木造 千手観音菩薩立像(鎌倉時代)
- 国宝 銅造 仏頭
- 国宝 木造 板彫十二神将像
- 国宝 脱活乾漆造十大弟子立像
- 国宝 脱活乾漆造八部衆立像(奈良時代)
金剛力士像の迫力はいつ見てもすごい。
そして、有名な阿修羅像は八部衆の一人。(毎回覚えては忘れる・・・)
次は興福寺”東金堂”
ここでは、重要文化財の銅造薬師如来坐像と、やはり重要文化財の銅造日光・月光菩薩立像が目立っていたのだが、実は四天王もあった。増長天だけ印象に残っている。
東金堂自体が国宝で、今の建物は1415年に再建されたもの。
横の五重塔も国宝。
まさに奈良は国宝の宝庫。
その次は興福寺”南円堂”から”北円堂”
南円堂の横にも国宝の三重塔。
南円堂と北円堂でも国宝の四天王を見ることができる。
南円堂と北円堂の四天王は造られた時代が異なっていることもあって、全く雰囲気が違う。
南円堂の四天王が造られたのは鎌倉時代で、桧材の寄木造。
北円堂の四天王は平安時代で、木心乾漆造。
そんな違いを見るのも面白かった。
お堂自体は、北円堂の方が好き(好みを云々いうべきものではないが)。
ここにいた係りの人が説明をしてくれた時に会話をした際、「国宝館」「東金堂」「南円堂」を経て「北円堂」に来たことを話すと「随分、お金使っちゃったねえ。」とお笑いになり、「東大寺の戒壇堂の四天王が美しいので行ってはどうか」と勧めてくれた。
もともと東大寺に行くつもりだったのでちょうどよかった。
東大寺も何回も行っているが、御朱印を集めるようになってからはまだ1回しか行っていないのでその日は行こうと思っていた。
南円堂と北円堂でも御朱印をお願いしたが、結構並んだ。
いつもより御朱印帳の列が長いと前の人が言っていた。
その方が、近くを歩いていた係りの人に聞いていたところによると、北円堂はいつも見られるわけではなく、ご開帳の時期が限られているみたいで、開帳期間で御朱印もいただけるということで混んでいるらしい。
しかも行ったのが「即位礼正殿の儀」の日だったこともあるかもしれない。
北円堂を撮った時は太陽が陰ったが、御朱印をいただく為に並んでいる時はかんかん照りで10月下旬とは思えない暑さだった。
ここでは記念品を貰った。
何の記念品だったのかは不明。
ふりかけのゆかりと、ナイロンの袋。
色もオレンジだし、普段なら貰わなかったと思うのだが、御朱印帳を買ったら、バッグがパンパンになり、出し入れが面倒になったので、ありがたくいただいた。
途中でちょっとだけ休憩