〜 blancのひとりごと

終わりが見えない心の傷を磨く旅

 

 

 
気が付いたら、もう4月1日。
Sがいなくなって2回目の新年度だ。
一緒にドライブや出かけることがなくなり、季節の移り変わりを楽しむ機会が激減した。
 

 

嘆いてもSは戻らない。

ずっと引きこもっていても仕方ない。 

 

頑張って予定を作り、やりたいと思うことをしているつもりだけれど、やっぱり虚しい。

それが本当にしたいことなのかも時々分からない。

 

こないだの京都も、一緒に見たかった、歩きたかった等々いろんな思いが時々押し寄せて辛かった。

 

昨日も近所に食材を買いに行き、帰りに桜が風に揺れているのを見て涙が出てしまった。

すれ違う人からすれば不審者だと思う。

 

グリーフケアの本を読んでいるが、なかなか頭に入ってこない。

 

「大切なもの」を失ったあなたに―喪失をのりこえるガイド

「大切なもの」を失ったあなたに―喪失をのりこえるガイド

 

 

2月を過ぎた頃からまた特に悲しい気持ちが大きくて、仕事中でもとにかく普通にしなくては・・・と思うけれどそれが辛くて帰宅するとグッタリしている。

 

多分ずっと寝ていたいんだと思う。

何にもしたくない。

 

でもそれだと、私の人生が立ち行かなくなりそうだから仕方なく、頑張って普通にしているんだと思う。

大切な人と死別した他の人も頑張ってそうしてるように見えるから。

 

人によって、受けるダメージは違うだろうし、その耐え方も異なると思う。

 

この場合の標準的な耐え方って何だろう。

 

仕事に行こう

とか

引きこもっていてはだめ

とか

悲しいという気持ちを肯定しよう

とか

いろんなことを頭に詰め込んでもがいても苦しいことには変わりがない。

 

こういうしんどい状態はいつまで続くんだろう。

慣れることはないのだろう。

傷がなくなることもないとお思う。

 

話を聞いてくれる友達はちゃんといる。

きっと話せば受け止めてくれる。

でも、周りを巻き込みたくない気持ちもある。

 

友達や家族を信頼していないわけではなく、この気持ちを他人に理解してもらうことは無理なことなのだ。

他人は私ではないから。

 

だから、私が自分で消化していくしかない。

どんなに時間がかかっても。

 

今はこの自分がとても情けない。

早く立ち直りたいのにできない自分が大丈夫なのかと不安になる。

 

ちゃんと過ごせているのかよく分からない。

 

今はちょっとしたことで心の傷が開いてしまうので、辛い。

せめて心の傷が閉じればいい 。

そんな日が早くきて欲しい。

 

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この写真を撮った時は隣にいてくれた。

こんな風に将来私より先に逝ってしまうなんて微塵も思っていなくて、いることが当たり前だった。

昔の写真を眺めては涙目になり、一緒に写真を撮ればよかったと後悔する。

 

今の当たり前に感謝しなくては

 

と思うのに難しい時が多い。

そんな自分に困っている。

 

まだ1年しか経っていない。

だから焦らないこと。

自分に言い聞かせている。

 

来年の春は、もう少し前に進んでいたい。

 

 

 

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