〜 blancのひとりごと

清水三年坂美術館『調度を彩る蒔絵の美』と京都の1日

 

 

 
最近心身ともに疲れている自覚があった。
引きこもりもいいけれど、リフレッシュしたくて予定をキャンセルしないで遂行した。

 

京都へ足をのばす

 
蒔絵が見たかった。
 
きっかけを覚えていないのだが、清水三年坂美術館で『蒔絵の美』という展示があるのを知り、期間中に行きたいと思っていた。
 
 
朝9時過ぎに京都に着いて、のんびり散策しながら清水寺界隈に向かって歩いた。
 

蒔絵とは

 

器体に漆で描いた文様が乾かないうちに、その部分に金銀等の粉を蒔きつけて定着させる技法。
 
 
 

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今回の展示のチラシ〜5月19日(日)まで

写真は美術館のサイトからお借りした。

美術館の「常設展」も見事で、感動した。
 
このパンフレットでは全く実物の素晴らしさを伝えることはできない。
本当に繊細で優美で素晴らしい作品の数々で見飽きることがなかった。
興味がない人でも、足を運べばその素晴らしさに心を打たれると思う。
 
 
 

三年坂

 
久しぶりに行った。
たまたま歩いた通りから見事な桜が見えて、細い坂を降りたらそこが三年坂だった。
 
桜より美術館メインで期待していなかったので嬉しかった。
 
違う道から行ったら気付かなかったと思う。
 
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坂を下り、歩いて行くと清水三年坂美術館に着いた。
 
 
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途中に、ようじやのカフェや
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イノダコーヒーもあった。
 
そして美術館はこんな感じ。
 
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開館の2分前に着いて、一番乗りだった。
 

清水三年坂美術館

幕末・明治の七宝・金工・蒔絵・京薩摩を常設展示する日本で初めての美術館だそうだ。 
 
開館時間:10時〜17時
休館日 :月曜・火曜(祝日開館)
入館料 :大人800円 
 
場所はこちら。
祇園四条駅清水五条駅からのんびり散策できる距離だと思う。 
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こじんまりした美術館だったけれど、静かでとても良かった。
 
一時、声の大きな2人組に静けさを破られ嫌だったけれど、すぐに居なくなってホッとした。
 
入り口に柴田是真の植物画の本があり危うく買いかけたが重たいので我慢。
どうしても欲しかったら買おうと思う。
 
ちなみにこの本は持っている。
 
 

いろんな作品があったけれど、特に川之辺一朝と赤塚自得のものが好みだった。

 

安藤緑山の象牙の彫刻がリアルだった

 

1階には、蒔絵以外に「七宝」や「京薩摩」なども展示があった。

そして、安藤緑山の象牙の彫刻も展示されていた。

 

竹の子の彫刻が有名なのだが、今回展示されていたのは竹の子はサヤエンドウと独活(うど)との組み合わせだった。

 

他にバナナと柿も展示されていたが、とにかくリアルでバナナなど本物そっくりだった。

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(美術館のサイトから転載)この写真だと微妙かもしれないが、実際の作品は本当にそっくりだった。



 

安藤緑山は弟子も取らず、謎も多い人物だったらしい。

象牙に色をつけるということ自体、当時あまり理解されなかったらしいが、とにかくその作品はリアルだった。

 

動画を見つけたのでリンクしておく。

音声が出るので外では注意。

www.youtube.com

 

 

絵葉書を2枚購入

 
清水三年坂美術館では、絵葉書を2枚買った。
1枚は並河靖之七宝焼きと、蒔絵のもの。
 
蒔絵は「赤塚自得」の作品(桜図蒔絵文台硯箱)(写真右側)だが、あべのハルカスに貸し出されていて残念だった。
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左側の桜の絵葉書は別のお店で買ったもの。写真だと分かりにくいが、このハガキもとても綺麗だった。
 
並河靖之の七宝記念館も素晴らしく、ここでみた近江八景を描いた七宝焼きは本当に見事だった。
東山駅から歩いていけるところにある。
アクセスなど詳細はこちら
 
ちなみに並河靖之の七宝焼きの絵葉書はこちら。
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お昼は京料理

 
丸太町にある『立神』という京料理のお店にした。
入り口が奥まっていて、ウッカリすると通り過ぎてしまいそう。
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カウンターでのんびりお料理を楽しんだ。日本酒を2合飲んでしまった。
お土産にちりめん山椒が付いたコースだった。
 
1合目は「乾風」 (あなぜ)

 

2合目は「玉川

山廃で3年ほど熟成させたものでかなり黄色味が濃くなっていた。

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お料理は湯葉のコース。

・生湯葉と水菜

・お刺身(湯葉刺し含む)

・熱々の湯葉のすり流し

・湯豆腐(湯葉入り)

・椀もの(湯葉とタコ)

・天ぷら(通常のものにふきのとうを追加)

・小さなお寿司

・デザート(桜のアイスと桜羊羹)

だった。

 

 

・追加したふきのとうの天ぷら

・生姜がきいた椀もの

・小さなお寿司の中のお漬物の白菜の握りり

が特に美味しかった。

 

料理の写真は面倒で撮らなかった。

 

予約したサイトのポイントが800円ちょっとだかあり、お酒2合とコースで6,000円弱だった。

 

 

伊勢丹でいつもの湯葉を買う

 

湯葉伊勢丹の地下2階で買うことが多い。

買うのは同じもの。生湯葉と乾燥湯葉

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室町紗紙「ブックカバー」

 

今回は衝動買いでもう1つ。書包みを買った。

 

伊勢丹の一階で紗紙が売られており、

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ちょうど持ち歩いていた本のカバーに買ってしまった。お揃いの栞も付いている。

 

「室町紗紙」のブックカバーは楽天でも買えるみたい。

 

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雪輪のも欲しかったがキリがないのでやめた。

 

楽天だと756円。

私は918円だった。栞の分かもしれない。

 

ブックカバーは、ピンクの兎を買ったけれど、この日はストールもピンク、アウターの裏地もピンク。

春はピンクを使いたくなる。

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ストールは先日買った薄手のもので、異なるピンク4色で構成されている


京都中央郵便局で「特殊切手」を買い、「風景印」でお便り

 

最後に京都駅の京都タワー側にある郵便局でハガキを出して帰路についた。

夜19時まで郵便が出せるらしい。外国の人もたくさんいた。

 

私の目当ては「風景印」。

ここでは舞妓さんのスタンプになるらしい。

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サイトからお借りした画像 (郵便局のサイトで「風景印」が見られる)

 

京都に着いてからハガキを買ったので、62円切手を3種類シートで買ってその場で書いて出してきた。

風景印で出したいです」と言えば対応してもらえる。

 

切手を貼らないとハガキを出せないので、

伝統色シリーズ第2集

31年春のグリーティング

森の贈り物シリーズ第1集」(今は第2集しかサイトにない) 

の3種類の特殊切手を買った。

 

宛先の人ごとに切手は変えた。誰にどの切手、ハガキで出すか考えるのも好き。

 

「風景印」を知ったのは、北海道の陸別町だった。

郵便局の人が教えてくださったのだ。

今のところ一番好きなのは陸別町のもの。オーロラが描かれていて可愛い

 

風景印 - 日本郵便

 

このリンク先で各都道府県のが確認できるのだけれど、陸別町のは掲載されていない。

なぜかしら?

【お便り】アナログと言われてもハガキを書くのが好きです。(陸別の郵便局でハガキを出したら・・・とっても素敵だった!) - Pleasant days〜自由に、軽やかに〜

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平成29年に陸別から出した風景印

 

ものすごく疲れてグッタリしたけれど、引きこもっていても気分転換はできなかったかもしれないので良かったかもしれない。

 

やっぱり京都はいいなと改めて思った1日だった。 

 

 

 

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