メモの魔力
メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)
- 作者: 前田裕二
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2018/12/24
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
[rakuten:book:19419594:detail]
著者は、前田裕二さん。
知らない人だった。
本のキャッチコピーは、
『一行のメモが、一生を変える』
こちらもお恥ずかしながら知らない人だけれど、キングコングの西野さんという人がこの本の序章をブログで全文公開している。
私は、電子書籍で途中まで立ち読みをして、紙の書籍を購入した。
前田裕二さんてどんな人?
知らなかったからウィキペディアで検索した。
- 1987年生まれ
- 早稲田大学卒
- 大学卒業後は、外資系企業に就職
- 現在は、実業家・著作家
- SHOWROOM株式会社の代表取締役社長(ライブ動画ストリーミングプラットフォーム「ライブ動画ストリーミングプラットフォーム「SHOWROOM」の運営、番組制作等」の運営、番組制作等をしている会社)
- 初の著書「人生の勝算」
[rakuten:book:18615806:detail]
起業を検討した際に転職した会社の事業のスピンオフしたのが「SHOWROOM」。
購入した理由
- 自分を知るための1000個の質問を知りたかった
- メモを取ることを事実の記録にとどめず、一度抽象化して、さらに転用するということをより深く理解したかった
大きくはこの2点。
前田さんは、自己分析をする過程で実にノートを30冊使ったらしい。
就職活動用の本の自己分析に関する問いを隅々まで考え、
自分とは何か
を突き詰めた。
それがおよそ1000個にものぼる質問になったらしい。
途中まで読んで思ったこと
- 理屈はよく分かる
- メモを取る時間をどこまで作れるか
→前田さんは、大事なことだからメモを取る時間を自分に予約する必要があると書いている
- 私は自分を知って何がしたいのだろう→メモを取る目的がもやもや
- この本が売れるのは、自分とは何かで迷う人が多いのかもしれない
- 時代が進化することは、いいこともある一方で高度複雑化して、疲れる
私が就職活動した時はエントリーシートなどなかった。
本当に良かったと思う。
今だったら自分のことが分からずに、何をしたいかも分からず就職できずに路頭に迷っていたかもしれない。
ある意味、選択肢が少ないということは楽なのだ。
ミニマリズムの考えもそうだ。
ものが少ないから楽。
選択肢が少ないシンプルな世界は物事がもっと単純でいい。
そんなこと考えが頭の中に浮かんできた。
今は多様性の時代。
でも時々その多様性が疲れる。
昔の情報が少ない時代は楽だった。
アナログな私は、この時代の流れについていきたくない気持ちもある。
好奇心はあるから、新しい興味はなくはない。
一方で私が好きな世界観は失われていく気がしている。
脱落しそうになるところで、フォローが入る
無理そう、と思うところでフォローが入る本だと思った。
メモを取っても、自分が分からないこともある。
そう思った時にどうするのか。
本の中では、◯◯◯◯理論と前田さんが名づけているけれど確かにそうだなと思う。
答えは誰でもやっているかもしくは人から言われたことがあると思う。
私も以前試みて未だ道半ば。
1000個の質問〜内省にはパワーが必要
1日1個頑張って考えても3年近くかかると思うと気が遠くなる。
自分を知りたい、ワクワクする!
という感情があまり湧かない自分がいた。
疲れているからなのか、知りたくないのかよく分からない。
知ったらどうなる?と先が不明瞭で目標がないからかもしれない。
でも1000個の質問が気になって買ったことは事実。