先日久しぶりに図書館に行った。随分とご無沙汰していた。
Sが図書館が好きだったのだ。それで思い出しそうで、足が遠のいていた・・・。
私の足を図書館に向けさせたのは、千住文子さんのこの本。
千住真理子さんが愛器を手に入れるまでの道のりが、お母様によって書かれている。
今回のコンサートは、ちょっとだけ物足りなかった。
「上手ではない」など色々言う人がいるが、私はとても素敵な人だと思っている。
札幌で2回ほど聴いたが、そのときはとても良かった。1度、買ったCDにサインをもらって、握手をしてもらったが、レッスンで鍛え上げられた鋼のような手と凛としてきりりとした、そしてキラキラした瞳をした千住真理子さんは素敵だった。何より、あんなにヴァイオリンに人生を捧げて、文字通り血の滲むような練習に耐えてきた彼女のバイオリンに文句を言う資格は私にはない。
ただちょっと残念だったのだ。プログラムの最初に今回の災害に胸を痛めて最初にG線上のアリアを弾いてくださった。それ自体も真理子さんらしい行動だったと思う。
でも・・・もしかしたらそのせいで、時間が足りなくなったのかもしれない。
千住家の家族の結束。デュランティが千住家にやってくるまでのいろんな人のいろんな想い・・・・・。
ちなみにストラディバリウスは、アントニオ・ストラディバリ(1644~1737年)が作ったバイオリンのこと。
ちなみにストラディバリウスは、アントニオ・ストラディバリ(1644~1737年)が作ったバイオリンのこと。
製作されてすぐにローマ教皇クレメンス14世に献上され、その後フランスの貴族デュランティ家に200年もの間、隠されるようにひっそりと眠っていた。(後にこの貴族にちなんで「デュランティ」と名付けられた。)
その後はスイスの富豪の手に渡り、約80年間弾かれることなく保管されていたそうだ。
これが千住真理子さんの手に渡ったのだが、読んでいると本当にバイオリンが長い眠りから覚めて、バイオリンの意志で彼女の元へやってきたと思える。
自分が彼女になったかのようにハラハラしながら、一気に読んでしまった。
千住真理子さんを知らなくても、この「ヴァイオリンが所有者を選ぶ」という不思議な話、一家が手に入れるまでの団結の物語は、面白いと言う言葉で片付けたくはない。
千住真理子さんを知らなくても、この「ヴァイオリンが所有者を選ぶ」という不思議な話、一家が手に入れるまでの団結の物語は、面白いと言う言葉で片付けたくはない。
読んでもらえたらと思う。
あとは、適当に目についた本を選んで5冊ほど借りた(1冊は写真に写っていない)。
「シンプルに美しく生きる44のレッスン」は、まだじっくり読んでいない。
週末の楽しみに取ってある。
書評や感想文は嫌い。
いいと思ったことを文章にするのが嫌い。
いいと思ったことを文章にするのが嫌い。
仕事は論理的に思考できるのだが、絵画や音楽や書物を表現するのに抵抗を感じてしまう。自分が「好きかそうではないか」は分かるけれど、それを「なぜそう思うのか?」を説明するのが面倒。
でも人の書評を読むのは好き。自分が読むか読まないかの判断ができるから。
でも人の書評を読むのは好き。自分が読むか読まないかの判断ができるから。
この「シンプルに美しく生きる44のレッスン」は上質なものを好む人は、多分好きだと思う。
久しぶりの図書館。やっぱり本はいいものだ。週末は本をたくさん読みたい。
久しぶりの図書館。やっぱり本はいいものだ。週末は本をたくさん読みたい。
今、Sと本の話ができないことが寂しい。本が大好きだったS。
本当にたくさんの本を読んでいた。
毎日話をしていたはずなのに、思い出そうとすると急に靄がかかったように思い出せない。いろんなことが本当に思い出せないのだ・・・。何故だろう・・・。
そのうち、また思い出せるだろうか・・・。
思い出せるのは、Sが大好きだったこと、Sが本当に大切だったこと。
思い出せるのは、Sが大好きだったこと、Sが本当に大切だったこと。
そして、そんなに大切だったのに、私がちゃんと伝えていなかったのではないか、大切だということを行動で示せていなかったという後悔の気持ちが増大している。
今も毎日苦しくて辛い。こんなに辛いのに平気なふりをして会社に行っている自分が本当におかしいと思う。それともこの苦しい辛い気持ちは「気のせい」なのだろうか・・・。朝起きて泣きたくても仕事に行かないといけないから、涙を引っ込めている。そうすると泣きたくても泣けなくなってしまうのだ・・・。
今も毎日苦しくて辛い。こんなに辛いのに平気なふりをして会社に行っている自分が本当におかしいと思う。それともこの苦しい辛い気持ちは「気のせい」なのだろうか・・・。朝起きて泣きたくても仕事に行かないといけないから、涙を引っ込めている。そうすると泣きたくても泣けなくなってしまうのだ・・・。
明日の朝は思い切り泣いていいことにしてみようか・・・。