〜 blancのひとりごと

【心】時間が解決しないこと、悲しみは深まるばかり

 

 

 
私の心は大雨。
雨の前線が停滞している、2月から。

 

 
「時間が解決する」
 
こんな無責任な言葉を私は不用意に、周りの大切な人たちに使っていた。
ごめんなさい。
 
 
大事な人を失った悲しみを時間は解決なんてしてくれない。
 
むしろ悲しみは日々深まるばかり。
6月に入りさらに辛さが増してきた。
 
グリーフ(喪失)の本によると、辛い出来事から数ヶ月は無自覚期間があるようで、それが経過して改めて悲しみを自覚してくる時期らしい。
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この本は今時点では、あまりピンと来ていない。
もう少し私を癒し、楽にしてくれる読み物が欲しい。
 
 
「普通」が何だかは分からないがとにかく「普通のふり」をして生活している自分にとても違和感を感じている。
常に辛いし、仕事中も頭の何処かには引っかかっている。
仕事を普通にしている自分がおかしく思える。
 
多分今の私のことを一番理解してくれるのは、Sのお母様だ。
お母様も、Sの姉弟にはその深い悲しみを言えないようだ。
泣いても帰ってこないと言われてしまうらしい。
だから今は2人で悲しんでいる。
 
泣いても帰ってこない。
 
帰ってこないけれど、悲しいこの気持ちを我慢するのも辛いし、解放してもまた辛い。
 
幸いなことに自殺願望もないし、食事もとるし、睡眠も質は良くはなさそうだが、とれている。
 
でも辛いことに変わりはない。
 
会いたくて、話をしたくて、声が聴きたくて「大丈夫だ、問題ない」と言って私を安心させてほしい。
ちっとも立ち直れない。苦しい。
一緒に住んでいたわけでもないのにとても大きな大きな存在だった。
いてくれるだけで、良かったんだ。
 
それだけ大切だったということをちゃんと伝えていただろうか。
 
後悔がたくさんある。もっと大切にしておけばよかった。
大切にしてもらってばかりで全く返していなくて、ごめんなさい。
 
自己中心的な考えだが、自分より、絶対に長生きして欲しいと常に願っておけばよかった。
 
先週話を聞いてくれた友達は「自分は晩婚だから私がSと過ごした程の時間をこれから過ごせるか分からない。亡くなったことは悲しいけれどそれだけ大切な人がいたってことは幸せなことだよね。」と慰めてくれた。
 
ずっとこの安心が当たり前のようにあると信じて疑っていなかった。
それがある日突然なくなるということを想像すらしなかった。
 
外で楽しそうなカップルを見ると、なんだか泣きそうになる。
 
 
ジメジメしてしまうから、気を紛らわそうと予定を入れてばかりでも、身体が疲れてしまうから、用事を入れない週末を作るのだが、何にもしたくなくてグッタリしている。
 
健康で仕事があって、経済的に困ってなくて、家族や友達や同僚に恵まれ、幸せなのに、Sがいないだけで私は不幸だ。
 
生まれてこのかた自分が不幸だなんて思ったことがなかったし、思うことも必要だし、自分で自分を不幸と思うのも嫌だったけど、認めてしまうと今、私は不幸だと思う。
 
この悲しみはどこまで深まるのだろう。
どうしたらいいのだろう。
 
自分でなんとかしないといけないのだろうけれど、誰か教えて欲しい。
 
とにかく、こんなどんよりする日は少しでも外の空気を吸って気分を変えてみよう。
 

 

 

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