基本、薄味の私は外食は辛い。
それでも普通に生活をしている(極端なことはしたくない)ので、どうしても外のものを口にする機会は多い。
塩分を意識してから、毎年摂取量は減っているが今年はどうだろうか。
あまり健康的な生活をしていないので自信はない。
ちなみに過去3年の塩分は、以下の通り推移している。
- 2015年 忘れたが平均以下
- 2016年 6.80g
- 2017年 5.56g
会社の健診では検査項目にはないので、オプションで検査している。
(尿検査で分かるのだ。検査には540円かかる。)
私の5.56gは、日本人目安の7gはクリアだが、WHOの推奨を少しオーバーしている。
あまり濃い味が好きではない私が5gちょっとなのだから日本人平均が9.8gはそうだろうなというのが正直な感想だ。
味覚は育った環境が大きいと思う。
両親には感謝している。
薄味にしていた母、素材のままシンプルな料理を好む父。
塩分はなくても困るが過剰だとやはり健子被害を生む。
だから私はもう何年も前から、パスタを茹でる時にも塩を入れない。
美味しさの点では断然塩を入れて茹でた方が美味しい。
味に一体感が出る。
入れないで茹でると、パスタ自体に塩気がないのでまとまりはない。
それでも私は、仕上げに気持ち入れるだけで茹でる時には入れていない。
ただし、例外がある。
人に出す時だ。
私の信条を他人には持ち込まない。
聞いてみて、多少今一つでも塩を減らしたいか否か、聞いて判断する。
反応はまちまちだし、同じ人でもその時で異なる。
- 入れて欲しい
- 最近塩を取りすぎているから今日は入れなくていい
- どちらでもいい
いろいろだ。
素材の美味しさを楽しめることは幸せだ。
先日茹でた筍とヤリイカでペペロンチーノを作った。
パスタを茹でる時に塩は入れなかった。
美味しさの点では入れた方が美味しい。
それでも、
- にんにく
- オリーブオイル
- 鷹の爪
- ヤリイカの味
で十分味は出ている。最後にほんの気持ち、塩をふった。
でもこれを人に出すのであれば、パスタを茹でるのに塩を入れると思う。
なんでもガッチガチにしたくない。
all-or-nothing ではない。
そういうバランス感覚は、Sが本当に優れていた。
時に、偏りがちな私をうまく導いてくれた。
本当に大事な人を失ってしまった・・・。