〜 blancのひとりごと

【月釜】少し心が落ち着いたお茶席。悲しみとお付き合いの仕方を模索中。

 

 

 

先日、非常に鬱々としていた。

「何をしても気が晴れない」

 

「そう思うから、そうなるのよ」と自分にツッコミを入れながらもどうしても辛く、苦しい。

 

 

とにかく、

「引きこもってはいけない」

「ますます暗くなる」

・・・と、なんとか気力で自分自身をベッドから引きずり出して、外出した。

 

ちょうど月釜があったのだ。

市民茶会レベル(だが各流派の先生方もちゃんとお見えになる)の気軽な月釜。

当日券を求めて、行ってきた。

 

支度をして出かけるまで、グダグダして3時間も!悩んでいた。

 

服装も迷った。ちゃんとスーツにするか、ワンピースにするか・・・。

f:id:nuage_blanc:20180318161153j:plain

 

考える気力もなく、結局先日買ったスカートに白いジャケットで行くことにした。

近所なので、バッグもローラアシュレイのサブバッグにした。

 

f:id:nuage_blanc:20180318162013j:image

 

 軽くてとても重宝している。

 

このバッグに入れたのは、6点。

  • 袱紗バサミ
    懐紙、菓子切り、扇子
  • 小銭入れ
  • ハンカチ
  • 靴下(白無地)
  • iPhone
  • カード1枚

 

 

 

 

1ヶ月ぶりの「月釜」。

新しい袱紗バサミが欲しくなってしまった。

3年前に候補を2つほどアマゾンの欲しいものリストに入れて、迷い中の商品をチェックしたら片方は在庫切れになってしまっていた。

ちょっと考えて、買うことにした。

来月の月釜で早速使うことにする。

今持っているものはもともとお稽古用なので断捨離はしない。

 

お茶席は、お菓子も春らしく、また道具の取り合わせも桜を用いたものが多かった。

お茶席にいる間は、ほんの少しだけSのことが頭を離れ、気持ちが落ち着き、外に出たことで冷静な気持ちをちょっぴり取り戻した気がする。

 

家に戻ると再び落ち込みそうなので、まっすぐに帰宅はしないで1時間ほど駅前をプラプラしてから帰った。

 

外にいても悲しいし、泣きそうにはなるものの、多少はSのことを紛らわせることができるし、外にいることで泣きたいけれどむやみには泣けないという状況に身を置けることがいいのかもしれない。

 

ただお茶席は、帰ってから道具やお軸のことなどをよくSに話していたから、今回は帰宅してから、Sの不在が身にしみた。 

 

ずっと家にいて、気が済むまでウジウジしてもいいのだろうか。

多分私はそうしたいのだと思う。

一方で、もう1人の自分が、そういう「暗い」「ネガティブな自分」を否定している。

 

とことん、落ち込んでダメダメな自分を許せないのかもしれない。

「本当はそうしてもいいよ」と思う自分もいる。

どちらなんだろう。

どちらかに決めなくてもいいのか。

好きなようにしたらいいのか。

 

正しい悲しみ方などないのは分かっている。

それでも、なんだか頭で考えてしまっているのだ。

 

心のままに

ありのままに

 

行動すればいいのだろうけれど、それがまた分からないでいる。

 

袱紗バサミもそうだ。

欲しいけれど、「これは悲しみを紛らわすための無駄遣い?」などといちいち考えてしまう。

 

欲しいのか、欲しくないのか

出かけたいのか、家にいたいのか、

泣きたいのか

泣く自分は情けなくて嫌なのか

寝ていたいのか

何にもしたくないのか

立ち直れない暗い自分が嫌なのか、何なのか

このまま泣いていると病気になりそうで怖いのか

 

やっぱり、自分の気持ちをつかむ訓練が私には必要なようだ。

 

いつか時が経って、悲しい気持ちは消えないまでも、この出来事と穏やかな気持ちで触れることが来る日が必ず来ると信じたい。

 

 

 

日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス

 

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村