〜 blancのひとりごと

【上野】特別展「茶の湯」が素晴らしかった&茶の湯に興味がなくてもオススメしたい・・・

 

 

 

日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス

東京駅界隈の葉桜・・・。

花びらがハラハラと舞っていて、あっという間に初夏がきそう。

都内の桜は早くも葉桜になっていました。

f:id:nuage_blanc:20170415084549j:image

 

週末に帰省をしてきました。

めまぐるしく変化して、新しいものができていますが、それでも空気というか、何か分からないけれど落ち着きます。

 

東京駅に降りたった瞬間、(正確にはもう小田原辺りから)帰ってきたなぁ、と懐かしい気持ち。

 

もともと大好きだった関東ですが、離れてますます「いいな」と思うようになりました。

 

何の変哲もないのだけれど、街並みに一つ一ついいなぁ、と幸せを感じています。

 

車のナンバーすら、懐かしい(笑)

 

今住んでいるところもいいところ。

マンションのオーナーさんはとてもいい方だし、目の前は公園だし、駅も会社も近いし、大都市も近いし、恵まれています。

 

でもやっぱり、私の根っこは、こっちなんだなぁと最近つくづく思います。

 

京都やいろんな観光地も感動をもらえるけれど、短時間でも帰省は心の栄養補給になるのだ、と実感しました。

 

ひとりごと、故に前置きが長くごめんなさい。

 

今回の帰省でしたこと

 

・髪を切る

・ブロガーさんにお会いする

・その他やらないといけないこと

・特別展「茶の湯」を見る

 

今回は特別展茶の湯」についてです。

大変素晴らしく、時間が足りないくらいでした。

 

特別展「茶の湯」は、東京国立博物館「平成館」(上野)で開催中!

 

f:id:nuage_blanc:20170416165614j:image

 

6月4日(日)までです。

東京国立博物館の「平成館」にて開催中。

chanoyu2017.jp

 

休館日は毎週月曜日。

ただ5月1日の月曜日は開いています。

概要はこちらで確認してみて下さい。

概要・アクセス | 特別展「茶の湯」 日本の美の粋、茶の名品ずらり。

 

 

今回痛感したのは、もう少し、おさらいしてから行けばよかったということ。

 

一通りのことは覚えているから、最低限のことは分かりますが、細かなところを忘れていたり、知らなかったり。

 

せっかく素晴らしい名品が揃っているので下準備は必要、というかした方がより楽しめると思いました。

 

一方、何の知識がなくても、「素晴らしいものは感性で分かる」から、お茶の世界を知らなくても、見る価値はあると私は思いました。

 

古いものが伝わっていること自体、感動します。

 

上野に足を運べるならば、見識を広げるためにぷらっと行くというのもオススメしたいです。

 

写真は重要文化財に指定されている表慶館です。 

f:id:nuage_blanc:20170416165710j:image

 

f:id:nuage_blanc:20170416165642j:image

 

博物館の構内はこちらで確認できます。

東京国立博物館 - 来館案内 構内マップ

 

チケットは、金券ショップで1,400円

 

 通常は、2,600円ですが、友達が金券ショップで1,400円で買ってきてくれていました。(前売券と同じ価格。)

 

見応えがあるので、ちょっとでもこういうもの、日本文化的なものに興味があるならば行ってみては・・・と思います。

 

こちらですと1,600円で購入できます。

特別展「茶の湯」|オンラインチケット

 

どんなものが見られるのか?

 

以下、サイトからそのまま記載しています。

 

12世紀頃、中国で学んだ禅僧によってもたらされた宋時代の新しい喫茶きっさ法は、次第に禅宗寺院や武家など日本の高貴な人々の間に浸透していきました。
彼らは中国の美術品である「唐物からもの」を用いて茶をきっすること、また室内を飾ることでステイタスを示します。
その後、16世紀(安土桃山時代)になると、唐物に加えて、日常に使われているもののなかから自分の好みに合った道具をとりあわせる「侘茶わびちゃ」が千利休せんのりきゅうにより大成されて、茶の湯は天下人から大名、町衆へより広く普及していきました。このように、日本において茶を喫するという行為は長い年月をかけて発展し、固有の文化にまで高められてきたのです。

本展覧会は、おもに室町時代から近代まで、「茶の湯」の美術の変遷を大規模に展観するものです。
茶の湯」をテーマにこれほどの名品が一堂に会する展覧会は、昭和55年(1980)に東京国立博物館で開催された「茶の美術」展以来、実に37年ぶりとなります。
各時代を象徴する名品を通じて、それらに寄り添った人々の心の軌跡きせき、そして次代に伝えるべき日本の美のすいをご覧ください。

 

とにかく本当に素晴らしい名品がずらりと展示されていました。

 

行かれる前に、こんなものもサイトにありますのでチェックして行くと良いかもしれません。

特別展 茶の湯「ジュニアガイド」(大人でもちゃんと勉強になります。)

 

特別展の構成

 

こちらに第1章から第5章までの展示の構成とみどころが紹介されています。

東京国立博物館 - 展示 日本の考古・特別展(平成館) 特別展「茶の湯」

 

 

国宝:稲葉天目

 

この画像は、「静嘉堂文庫美術館」のサイトからお借りしています。

f:id:nuage_blanc:20170416170104p:plain

 

私がこのお茶碗を見たのは2回目です。

初めて見たのは、静嘉堂文庫美術館

ここも、素晴らしい名品の宝庫。

 

2度目でしたが、展示の仕方は静嘉堂文庫の方が好きでした。

稲葉天目の美しさを引き立てる展示だったと思います。

 

世界中で現存する曜変天目(完形品)は、3つで全てが日本にあります。

京都・大徳寺龍光院、大阪・藤田美術館所蔵、東京の静嘉堂文庫美術館のこの稲葉天目での各一碗とすべてが国宝に指定されています。

 

やはり世界に3つ(最近4つ目が「なんでも鑑定団」に出てきましたが)しかない曜変天目の中でも際立って美しいと私は思っています。

また見に行きたい。

 

このお茶碗は偶然の産物で再現がなかなかできないのです。

これを見に行くだけでもいいと思います。

 

ただこの稲葉天目の公開は、5月7日(日)までですのでご注意くださいませ。

 

千利休の書状

 

千利休が交流のあった人々に当てた書状などを見ることができました。

あの時代のものが残っているって本当に感動です・・・。

 

書状はなかなか読みにくいのでもっと勉強が必要・・・。難しいです。

 

 こんな本がありましたが、お値段なんと6万円(税別)!!

手紙で読む千利休の生涯

手紙で読む千利休の生涯

 

 

 ちょっとポチっとはできませんでした。でも興味ある・・・。

 

 

国宝:志野焼 銘 卯花墻(うのはながき)

画像は東京国立博物館のサイトからお借りしました。

三井記念美術館収蔵品です。

 

f:id:nuage_blanc:20170416171315p:plain

日本で焼かれた茶碗で国宝になっているのはこの志野焼と、本阿弥光悦の「白楽茶碗 銘 不二山」のたった2つだけです。

 

写真だと分かりにくいですが、本物は全然写真と違います。

もっと艶やかでとても美しかったです。

 

このお茶碗は桃山時代(16〜17世紀)のものです。

 

 

天下の三肩衝の一つ「初花」(はつはな)

 

肩衝(かたつき)とは茶入(ちゃいれ)の形の呼び方です。

 

茶入は濃茶のお点前の際に濃茶を入れる容れ物です。

 

「初花」はつはな、は、

「新田」にった

「楢柴」ならしば

と並ぶ、天下の三肩衝です。

 

 

この「初花」は、徳川将軍家伝来の品。

普段は徳川美術館に「新田」とともに収蔵されています。

 

こちらは4月23日(日)までの展示です。

 

徳川美術館のサイトの「インターネット展示」で見ることができます。

画像は徳川美術館のサイトからお借りしました。

f:id:nuage_blanc:20170416172948j:image

 

この茶入れについては、様々な記事があるので歴史などに興味がある方は読まれてみても面白いと思います。

 

とにかく見応えたっぷり・・・

 

展示品が異なるので後半も行きたいくらいですが多分帰れないので無理かもしれません。

でもどうしても見たかったら行ってしまうかも・・・。

 

私の好きな野々村仁清の作品もいくつかありました。

 

展示品には、とても見応えがありました。

もう一度ゆっくり行きたいくらいです。

  

私が行った日は、再入場可能だったので、お昼を挟み、ゆっくり見ても良かったかもしれません。

 

まだやっているので、日本文化を感じに、足を運ばれてみてはいかがでしょう。

 

茶の湯について最低限の知識は「茶道検定」テキストで得られる

試験を受けなくても、テキストを読むだけでも勉強になると思います。

私は3級を持っていますが、それ以上受けるかは分かりません。

まったく茶道を見たこともない方は、4級のテキストがいいかもしれません。

そんなに分厚くないですし、いろんなことが分かってオススメです。

 

新版 茶道文化検定 公式テキスト 3級: 茶の湯がわかる本

新版 茶道文化検定 公式テキスト 3級: 茶の湯がわかる本

 
茶道文化検定公式テキスト 1級・2級用―茶の湯をまなぶ本

茶道文化検定公式テキスト 1級・2級用―茶の湯をまなぶ本

 
新版 茶道文化検定 公式テキスト 4級: 茶の湯をはじめる本

新版 茶道文化検定 公式テキスト 4級: 茶の湯をはじめる本

 

 

 

お昼は、またまた韻松亭(いんしょうてい)へ

 

年末に行って、好きだった韻松亭を予約して行ってきました。

上野公園の中にあり、移動時間もいらないので便利です。

 

次は、精養軒かホテルオークラのレストランも行ってみようと思っています。

nuage-blanc.hatenablog.com

 

上野の杜 韻松亭いんしょうてい

 

ところが、メニューを勘違いしていて、前回と同じコースを頼んでいたつもりが違っていました。

 

ただ・・・結果的にはよかったです。

というよりも次からは、花籠膳(雪)でよかったかも。

 

電話では「花籠膳でいいですか?」と言われたので、「はい」と言ったのですが、

今サイトで確認したら花籠膳にも「雪」と「月」があるんですね。

「雪か月か」の話はしていませんが、「月」になっていました。

 

私はデザートがいらないので、それなら「雪」でよかったかも。

 

前回は、「花籠本膳」だったようです。私は今回もこれのつもりでした。

それで花籠の前の膳がない・・・と聞いてみたら違うコースだったのでした。

 

整理しますと、

花籠膳:雪 2,000円→花籠、茶碗蒸し、豆ご飯

花籠膳:月 2,600円→花籠、茶碗蒸し、豆ご飯、焼物、デザート

 

花籠本膳(前回食べたコース)3,600円

一の膳:湯葉刺、茶碗蒸し、お刺身、豆腐

二の膳:花籠

三の膳:揚げ物、赤出汁、香の物、デザート

 

お店の方は、花籠本膳に変更できる、というのでそうしようと思いましたが、既に

花籠が出てきて籠の蓋も開けられていました。

花籠の中身も変わるとのことで、もう蓋も開けられていたので、今回はそのままにしました。

 

前回、かなりお腹がいっぱいで苦しかったのです。

そのあと、ブロガーさんとお会いする予定があったので、今回はお腹いっぱいになるのを避けましたが、それでもデザートの麩饅頭は残しました。

f:id:nuage_blanc:20170416181253j:image

f:id:nuage_blanc:20170416181257j:image

f:id:nuage_blanc:20170416181351j:image

茶碗蒸しや豆ご飯、麩饅頭、お酒類は撮り忘れました。

  

また後の会があったので、日本酒はやめてワインにしました。

(友達は白ワイン、私は赤ワイン)

 

豆ご飯が美味しいので、前回聞き忘れたためお米を確認したところ、ふっくりんこ(北海道のお米)でした!

 

この食事の後、ダッシュで銀座線に乗り、日本橋三越でブロガーさんとお茶をしてきました。

 

ブロガーさんとの交流は既にお二人の方が記事にされています。

ブロガーさんにお会いしてきました! - Rinのシンプルライフ

シンプルライフ系ブロガーオフ会@フォートナム&メイソン三越日本橋本店。 - ゆとりあるシンプルな暮らし

久しぶりの帰省で、なかなか行けないので「紅茶のお店に行きたい」という私のわがままを快く聞いてくださった心優しい皆さま、ありがとうございました。

 

私が「シンプルライフ」を名乗れるのかはまったくもって微妙。違う!と思われた方、お許しください。

(いわゆるシンプルライフとは違いますが、平日の過ごし方は確かにシンプル・・・かも・・・。

起きる→会社に行く→寝るの繰り返しのみのため・・・)

 

私も余力あれば書かせていただこうと思っています。

お二方の私の印象は・・・喜んでいいものなのか、どうなのか。

ちょっとびっくりしました。バリバリかは別として平日は一応ちゃんと働いております。

 

ともかく!特別展「茶の湯」は、オススメしたいです。

充実の特別展でした。

 

 


 

 

日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス

 

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村