今回は、友達も仕事が忙しくて午前中だけ仕事をするという。
私は旅の前までハードだったので、その間のんびりすることにした。
落ち着くホテルで、のんびり朝食を取り11時にチェックアウト。
ホテルで再び合流するまでの間ロビーラウンジでボーッとしたり、このところ放置していた海外ドラマを見たりしていた。こんなに何にもしないでのんびりできたのは久しぶり。
平日午前中のホテルのラウンジは私だけで、ゆったりした椅子の上でとても静かな時間を満喫した。
ウェルカムドリンクを前日飲んでいなかったので昼から又ワイン。
北海道ケルナーだった。さっぱりとした白ワインで美味しかった。
さて、友達と再び合流し、何をするか検討。
今回まだガーデンに行っていないと思い、ガーデンに行くことにした。
北海道を代表するガーデンは8つあり、私は全て行っているしリピートもしている。
だから、だいたいの場所、特徴は分かっており、まず帯広方面か旭川方面かを決めることにした。
【参考】
北海道の代表的な8つのガーデンがある大雪〜富良野〜十勝までの約250km の街道である。
悩む時間はあまりないので、若干距離的に近い旭川方面の「大雪森のガーデン」に行くことにした。
この時期は18時まで開園しており、十分楽しめるだろう。
現地には15時少し前に到着した。
駐車場の前には畑。遠くに山が見える。
天気は明るい曇り。暑くも寒くもないほどよい気温だった。
晴れていたら色彩はもっと綺麗だが、花の写真は色が明るすぎても難しいからちょうど良かった。
そしてガーデン側にはカフェと白樺の木立が見えた。たくさんのアナベルが咲いて緑と白の景色が美しかった。
ちょうど観光客のほとんどは帰る時間帯だし、平日のこともあり、人がいなくてすごく静かで良かった。
人がいない分、風のざわめきや樹々の葉が揺れて織りなす音がよく聴こえて、静かな散策を楽しむことができて大満足。
騒がしいのが苦手なので、この人が少ない夏の終わりかけのガーデンは静かな散策にぴったりだった。
園内の至る所にアナベルが咲き乱れ、白い花が緑の中で爽やかさな存在感を示していた。
エキナケアも、黄色や白、ピンク、赤といろんな色が沢山咲いていた。
真ん中の丸い部分がタワシみたいに硬い花だ。
小径を通り抜けていくと、色とりどりの花が迎えてくれる。
百合も沢山咲いており、とてもいい香りを放っていた。
百合は他にも赤色や黒百合やオレンジ色のものなど種類も豊富だった。
奥のガーデンには木材を使った面白い木琴などもあったのだが、私のiPhoneの容量不足で友達に写真を撮ってもらったので手元にまだない。
緑が沢山のガーデンは、私を癒してくれた。
心配事があって、旅の間もなかなか心から楽しめていなかった。
「今、を生きる」「今、に集中する」ことが大事なのは頭では分かっているけれど、ついその「心配事」が頭をよぎる。
それでも沢山の緑は暫しの間、私の気持ちを楽にしてくれたと思う。
昔から、私のリフレッシュ方法は自然だった。
そんな時は、よくSと一緒に山に入ったり花を見に行ったりしていた。
街中でのデートは展覧会くらいで、ほぼドライブやアウトドアだった。
花や山の自然は本当に飽きない。
湖も好き。
北の大地は、そんな私の志向にピッタリの場所だ。
ヨーロッパが大好きだがそれよりは気軽に来られる場所なのだ。
(仕事のせいでかなり長いこと海外をご無沙汰しているが再び行こうかと思い始めている。)
こんなきれいな場所を運営してくれる人々のおかげで私は何もしないのに美しい花や樹々を楽しめるのだ。
とてもありがたいことである。
北海道の手付かずの大自然の旅も好きなのだが、こんな風に人が作った美しいガーデンもまたいいものだと思う。