先週末の私は、極めて生産性が低かった。
こんな風にベッドにいる時間が多かったのは初めてかもしれない。
1日ゴロゴロすることを、無自覚に自分に許していなかったと思う。
夏が苦手。暑いから。
さらになんだかくたびれて、週末は何にもしたくなかった。
最低限の家事だけして、ゴロゴロ泣き暮らしていた。
日曜の夕方、罪悪感に襲われそうになった時ふと思った。
「平日働いてるからいいじゃない?」
毎日毎日フル稼働はもう無理。私にもオフは必要だ。
無意識に「昔の私」と比べていたと思う。
前は当たり前にできたことが、最近だんだんできなくなっている。
休みの日まで、アレコレ充実しなくていい。
来週も出かけることになっている。
再来週はまたダラダラしよう。したいんだから、すればいい。
怒る人もいない。
最近、母もどんどん歳をとって来たと感じる。
いつも元気だったのに、よく「疲れた」という。とても心配だ。
傍にいて、ちゃんとフォローをしてあげたい。
働き方を変えないといけないかもしれない。
私が歳を取るのと同じで家族も歳をとっているのだ。
一緒に暮らせなかった後悔は、Sのことで身にしみている。
後から後悔しても遅いのだ。
大学を出てから、ずっと仕事をして来た。
「定年まで働くこと」に何の疑問も持たずに走って来た。
それはそれでいいのだけれど、最近家族や友人との時間をもっと持ちたいと思うようになった。
仕事は大事だ。
でも私が地元に置いて来た楽しく幸せな時間も、とても大事なものだったのだ。
土日にダラダラして、いろんなことが頭を巡って・・・
そうするとこうして私の心の声が、平日仕事でどこかに追いやられている声が
聴こえてくる。
たまにゆっくりして、自分の声を聴くこと。
大事なことだと思う。
今、毎日が目まぐるしくて、自分の声を聴くゆとりがない人は・・・
ぐうたらな時間を許して、自分の声を探すことが大事なのかもしれない。
今更遅いのだが、今の私はもっと前にしておけばよかったと後悔している。