FPジャーナルが届いた。
今まで正直真面目に読んでいなかった。
会社を一歩出たら、かたい読み物は読みたくなかったから。
保管しておいて、継続教育だけ受けて資格を維持しつつ、帰省の都度、Sにあげていた。
そのSはもういない。
そんな訳で今回はタイトルも気になったので読んでみることにしたのだ。
4月号は気になるところだけ破って捨ててしまったがまだ読んでいない・・・。
今回は、「一目でわかる平成30年度税制改正の全体像」というテーマだった。
改定の背景のキーワードは3つ。
- 生産性の向上→賃上げ→デフレ脱却
- 事業承継の円滑化
- 観光立国の実現
仕事をしていても「地方創生」や「事業承継」は耳にするようになった。
観光立国は2020年のオリンピック開催の為に必要なのだと思う。
改正項目は、全部で16項目。
個人関連項目が10、法人関連項目が6だ。
NISA口座の開設は簡略化される。
今までは、口座を開設してもすぐに取引ができなかったがこの改正によって、口座が即日開設され、同日に買い付けることが可能となる。
そして、国際観光旅客税が創設されるらしい。
日本から出国する人に広く浅く負担を求めるもので、2019年1月7日以降の出国から適用され、1人1,000円。
出国目的や国籍は問わないので、来訪した外国人が出国する場合も課税されるそうだ。
(乗り継ぎ等の例外は多少ある。)
たばこ税も見直され、これから3段階で引き上げられて最終的に1本あたり3円増税されるとのこと。
ざっと読んだけれど、給与所得控除のところのまとめによれば、一定額以上の所得で子育て・介護世帯以外は負担増。
社会に貢献していると思えば仕方ないが、子供の有無は選べないところもあって、ちょっぴり納得感がない感じもする。
私は増税対象者に該当しそうだ。
納得感がないのは、使い道に疑問があってもどうにもならないからだと思う。
無駄な税金はあるはず。
企業で言えば、企業努力をしないでただ商品の値上げをしたりしたらお客は納得しないだろう。
国の会計だけ「足りないから国民からもらいます」というのはどうなのかといつも思うことである。