後悔はしない性質ですが、もし「あの時・・・だったら」と思うことが3つあります。
1つ書いてみます。(いずれこの記事も断捨離すると思います。)
「あの時・・・だったら」は、今の会社を選んだこと。
後悔というよりは、他の道を選んだらどうだったかしら・・・という感じが近いです。
向いてない。もっとクリエイティブな仕事がいいのでは?
今からずっとずっと昔。
就職が決まった私はこんなことをいろんな人に言われました。
親から:向いてないと思う。
親友1:blancらしくない。もっとクリエイティブな仕事がいいのに。
親友2:blancっぽくない。創造的じゃない。
親友3:想像力、創造的が両方いらなさそう。なんか違う。
親友4:なんで○○を受けなかったの?そっちの方が向いてそう。
親友5:大学院行けばいいのに。その会社絶対違う。
他にもたくさんの友達に意見をもらいましたが、省略します。
とにかく「向いてない(なさそう)」「もっと創造的、想像力が活かせる仕事がいい」と言った言葉ばかりでした。
クリエイティブなことが私にできるか、自分ではよく分からなかったです。
当時就職なんてしたくなかったし、働きたい職業も見つけられていなかった。
それが今に至っており、未だに何が好きなのか分からずにいます。
根深い・・・。
その時は多分「専業主婦」がいいと思っていたと思います。
専業主婦・・・目指してもよかったのかもしれない
母は専業主婦。
なのに、「これからは女性も仕事を持った方がいい」と言われていました。
素直に「鵜呑み」にしてしまったのですが、そうだったんでしょうか。
と今になって思ったりします。
母の暮らしぶりがいいなと思っていました。
家にいて、子育てして、車は自分専用のがあって、好きな時に好きな場所に行って。
(正直に言うと「楽でいいな」と思ってたんですね。実際父は母に優しいので楽だと思います。)
今当時に戻ったら、もしかしたら「就職活動はしないで婚活をしたい」かもしれない。
(当時は「婚活」なんて言葉もなかったし、「就活」なんて言い方もしなかったけれど。)
実際の就職活動は非常に迷いながら動いていました
「働きたくなかったからだ」と今だから分かるのですが、それ故会社を調べるのもちっとも熱が入らない。
それまで一緒に遊んでいた友達が、入りたい会社を見つけて活動を始めるのを横目で見て焦りつつ、「なんでみんな入りたい会社が見つかるの???」と思っていました。
大学3年生の秋に「あなた達は就職難です。今から目の色を変えて活動しなさい。」といきなり言われた時からも、正直どうしていいか分からなくて。
運転免許を大学4年生のゴールデンウィークに取り終わって、そこから就職活動を始めました。(遅い・・・・)
メーカーを訪ねた時には、そこの人事部長さんに
「申し訳ないけど女子の4大生はいらない。女子を採用するにしても短大か高卒。この業界はやめた方がいい。女性が多い職種を考えなさい。」と言われました。
今まで一緒に学んできて、男性はスタートラインには立てるのに、女性はそこもダメなんだ・・・とがっかりしました。
なんか効率が悪い→就職部に相談する
就職難でしたが、行きたい会社が分からず、会社に行ったのは10社もないです。
あとはOG訪問などをしてますます働くのが嫌になってきました。
バブルがはじけてみんなあまり活気がなかった。
周りは資料請求をして、説明会に行って、リクルーターに会って、といろいろしていますが私はもう面倒になってきていました。
そんなに動いても効率悪いなと思ったんですね。
みんなは入りたい会社があるからいいけれど、私の場合それすら分からないので、闇雲に当たるのは自分の場合効率が悪いということです。
片っ端から活動して、動いたら「これだ!」というものに巡り合ったかもしれません。
が、当時の私はそうは考えませんでした。
・専業主婦になるんだったら3年くらい働いて辞める
・だったら潰れなくて安定した会社であれば十分
・就職浪人はますます就職難になるから絶対に避ける(&鬼父が許さない)
・闇雲に動いても疲れるだけだし時間だけ経ってしまう気がする
こんなことを考えていました。
ということで、ただ闇雲に当たる方法はとらず、就職部を訪ねてみました。
自分の活動自体は数週間で一度切り上げてしまいました。
就職部に今の会社を候補にあげてもらった
就職部に行って出てきた女性にお伝えしたことは以下の通り。今でも覚えてます。
・先輩方の就職談(紙ベースで閲覧できました)は役に立たない。
(だってバブルで内定楽勝とか書いてある・・・)
・女性はいらないと言われる。
・何がしたいか自分でも分からない。
・何か有効な活動の仕方はないものかアドバイスが欲しい。
職員さんは、私の居住地を聞いてきました。
回答すると、
「昨年○○にA社のビルが建ったから、そこがいいかもしれない。推薦になるけど、そこは推薦といっても試験結果が悪いとそこでまず落ちるけど、それでも受けてみる?」
とA社を提案してくれました。
正直もうどこでもいい(というか入りたい会社がないので)し、試験を受ける方法が合理的だと思いました。
よくその業界もそのA社のことも知らずに(今思うと我ながら本当にバカ・・・)、受けることにしました。
「推薦でも落ちる?」
その意味が不明ですが、今思うとその時の流れは、
「筆記試験(ここでふるいにかけられる)→面接」というシンプルなものでした。
その年は私を含め、筆記試験を大学からは5人受けて私だけ受かりました。
その後面接を1回だけ受けて結果待ち。
正直面接もたいしたことを聞かれず、「こんなので私のことが分かるのかな」と思いました。
だから落ちたと思いました。
*ちなみに筆記試験は難しくて私も落ちたと思いました。できた気がしなかった・・・。
たった2回のアクションで内定をもらった
ところが、その会社から内定をもらいました。
筆記試験と1回の面接だけ。
あまりにあっけない・・・。
もう1社、普通に受けた会社で内定をもらったB社があり、そこは人事の方がいい方で、「なんでも好きな仕事をさせてくれる」とまで言ってくださり、地元企業でもあって悩んだのですが、周りが推薦で内定をもらったA社の方がいいというので迷った末そちらに決めました。
長引く友達を尻目に、私はゴールデンウィーク明けに活動を始め、7月の第1週目には内定をもらいました。
実質1ヶ月半。これで就職活動をやめました。
あの時の解放感は半端ではなかったです!
自分軸ではなく他人軸と「面倒」が入ってしまった・・・
実は、A、B社以外に興味があった会社が1つだけありました。
そこは半官半民なのか就職活動の開始自体が遅く、A社の内定式くらいから始まるタイミング。
ゼミの先生の推薦状も必要で、お願いしてみたら「A社に内定をもらって何が不満なの? 今就職難なのは分かってるよね。もう十分でしょう。」と書いてくれなかった。
正確には、私がそこでお願いしたら書いてくれたかもしれません。
でも私自身、就職活動を終えたい気持ちも確かにあって、そこで活動をやめました。
(あと通勤が面倒だった。)
私は、迷いつつも正直「よく分からないまま、調べも不十分なまま」内定をもらったA社に入ったのです。
環境のせいにしたくないですが、就職難でなかったらもっともっと自由に動いたかもしれない。
ただあの時の私は、
・就職活動をもう1年するなんてやだ(もっと面倒くさい)
・就職できたらそれでいい
・A社は世間的に非常に申し分ない会社なのに文句を言ったらバチが当たる
ということで決めてしまったのだと思います。
世間的に申し分ない会社。人気企業。一流企業。
いろんな観点があると思います。
ただ世間的に、人気の一流企業が「自分にとってベスト」とは限らない。
そして大事なことなのに「面倒くさい」というどうしようもない気持ちを優先してしまいました。
そんな当たり前のことを私は分かっていながら目をつぶってしまったのでした。
入社してすぐ「確かに非常に合わない」と後悔したけど、まだ続けてる
楽しくない。向いていない。
最初の2年は毎日会社を辞めようと思っていました。
でも「石の上にも3年」
まだ就職難は続いている。
今の会社よりいい会社に入れることはない。
ということで石の上に2年座っていたら、3年目に異動しました。
そこでちょっと楽しくなりました。(対前年比です、あくまで。)
以後、今に至ります。
今でも「自分に合っていない」と感じます。
だからおそらく必要以上の「負荷」がかかってる。
業務内容に全くときめかなくても(むしろ大嫌い)続けられているのは、社風とか文化とかが耐えられるからではないか、と思っています。
ただ社内ではそうは見えないらしく。
今の業務内容も「向いていない」とは思われていないようです。
向いていることと、できること、できないこと、もまた違うのかもしれません。
あの時、もし興味がある会社をチャレンジしたら・・・
・内定をもらって、楽しかったかもしれない。
・内定はもらえず、就職浪人だったかもしれない。
・内定はもらえず、A社を蹴ったので、他の会社に入っていたかもしれない。
・就職がうまくいかない分、婚活して専業主婦だったかもしれない。
どんな自分の人生になっていたか・・・分かりません。
ただご縁があって私を迎えてくれたA社。
本当に感謝しています。
今の仕事の内容は正直向いていないと思うし、嫌いです。
多分クリエイティブかと言われればそういうイメージはないでしょう。
でも、創意工夫というものは、どんな仕事でも必要だと思っています。
ということで、これからも自分の仕事に創意工夫を忘れず、新しいこと、新しいやり方、など模索して取り組んでいきます。
それで社内で違う業務内容に携われたらいいなと思っています。