「行動力あるね」とよく言われます。
したいことをしているだけです。
せっかちなこともあって、何か興味ができたらすぐやってみたくなります。
(裏を返せば、興味がないことには全く動かないとも言えます。)
「いいな」と言うだけで行動しない人が苦手だったかもしれません。
でも今は、「結局は行動しないのは、取り立ててしたくないのでは。そして本人が良ければそれで(=行動しなくても)いいのよね。」と思うようになりました。
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「行動力がない」というよりは、しなくても問題ないだけ?
「○○に行ったの、楽しかった。」
「へ〜。いいなあ。私も行きたいなあ。」
「行けばいいじゃない?」
「でも、〜〜だし、〜〜で無理だよ。」
こんな会話ありませんか?
昔の私は、「行きたいなら行けばいいのにな」と思ったりもしましたが、今は「(その人にとっては)さほど行きたくはないんだからいいんじゃない。」と思うようになりました。
きっとその人には、もっと優先順位が高いことがあるのでしょう。
「行動力」という言葉だと、「何かをする」イメージになりがちですが「何かをしない」という選択もまた「何もしない」という行動をしていると思うのです。
また「行動力がある」ほうがないよりいいと思われがちだけれど、そうとも限らない。
「したいけど・・・(できない)」という場合は・・・
そんなことはない、行きたいけど行けない、行動したいけれどできないの・・・
という場合もあると思います。
私の場合は、「何かをしたい」と本当に思った時はすぐに「どうしたらできるか?」を無意識に考えて行動に移しています。
できない理由を考えるより、どうしたらできるかを考えています。
これは努力してそうなった、というよりか「性質」かなと思います。
「行動できない」と思っている人の場合には、「阻害要因」を書き出して、それを一つずつ解決していけば「できる」方向に近づけることができるのではないでしょうか。
これは「行動力」に限らず、仕事や勉強や家事やら物事全般に言えることです。
例えば、経済力が原因の場合
仮に何かをしたい(買いたい、でもいいです)時、「お金がない」ことが原因。
そんな時はありませんか?
「旅行に行きたい」でもそんなに「お金がない」・・・
本当にそうなのか検証してみることも一つの案です。
「お金がない」を分解してみる
毎日自分が使っているお金に、「旅行のためにシフトできるお金がないか」を真剣に考えてみる。
毎朝カフェで500円使っているとしたら、平日の5日間で2,500円。
4週間で10,000円。10ヶ月で10万円。
どうしても行きたい旅行があれば、毎朝カフェ時間をしばらくやめるか、それ以外の出費で減らせるものがないかを考えてみる。
もし毎朝のカフェをやめられないとすれば、その人にとっては、
「毎朝のカフェ時間」>「10万円の旅行」であって、毎朝のカフェ時間を選択しているだけのことです。
それはそれでいいのだと思います。
何が楽しいかは人によって価値観が異なるものだから。
例えば、時間が問題の場合
時間と暇がない・・・
今みんな忙しい。だから何かしたくても時間がない。
分かります。
でも、どうしてもしたかったら、「時間がない」→「諦める」という思考から、
いろんな要素を分解して行動に近づけることを考えてみる。
「旅行に行きたい→時間がない→断念」の「時間がない」を分解してみます。
「ある時間」を探す
1週間は休めない。かもしれないけれど、1日なら休める。
土日につけて、3連休にして、1泊2日でできる旅行を探してみる。
旅行のあり方を変える
宿泊を伴わないお出かけだって旅はできます。
日帰り温泉やドライブにしてみる。
そんな風にしてできることを小さく分解し、行動を重ねていくと、楽しくなってきて、
「もう少し休んで何日かの旅行に行きたい」という気持ちが大きくなり、「行動する力」に変換されるかもしれません。
逆に出かけてみて「自分は休みが取れたら、家で読書をしたりまったりがいいな」と思うかもしれません。
一度経験してみることも大事
価値観は人それぞれ。
ただ経験する前に最初から「決めつけてしまう」ことはもったいないと思います。
「いいものが安い」が理想ですが、「いいものは高い」こともあります。
高いなりに理由があるものもあれば、残念ながらそうでない場合もあります。
やっぱり自分で経験してみると、
「これにはこれだけお金をかけてもいい」
とか
「これには、ここまで出せば自分は十分だ」
とか
経験が蓄積されて「自分にとってのちょうどよさ」「基準」が定まってきます。
またこの「基準」は経験や年齢によって変わってくることもあると思います。
特段問題がないならば、とにかくやってみる!
とりあえず行動する
考えながら行動する
計画を立ててから行動する
いろんなパターンがありますが、私の場合は、上記に書いた順番です。
「計画を立ててから」はほとんどないかもしれません。
「思い立った時が行動する時」パターンです。
もちろんすぐに実行できない場合は、予定を立てます。
考えているよりは、早く行動したい方です。
(せっかちという性格も影響している・・・?)
特段問題がないならば、行動しなくても・・・
矛盾するようですが、何が何でも「行動」しないといけないということもないと思います。
「自分がどう思っているのか」が一番肝心なこと。
行動しないことで、何も困っていないなら、それでもいいかもしれません。
「行動しないことは機会損失」ということもよく聞きますが、自分が良ければそれでいいのではないかな・・・そんな風に思います。
どうしてもしたくなったら、するのではないでしょうか・・・
72時間をあなたの手帳で管理すれば、仕事は劇的にうまくいく
この本を読んで、より「行動できる」ようになった気がします。
この本の中で、「未来の自分を予約する」という考えを意識しました。
「時間がない」というより、まず「できるかできないか」は横に置いておいて、
「したいこと」を手帳に当てはめてみる。
実現できればいいし、何回も先送りされるようなら、「本当はそんなにしたくないこと」かもしれません。
「行動する」ことが目的ではなく「自分がしたいかどうか」に忠実に
結局、何が言いたかったのかと言えば、
「自分がしたいかどうか」という気持ちに忠実に従えばいい。
そう思います。
それは、「行動」に関することだけでなく、
・お金の使い方
・時間の使い方
・物を持つ基準
・物を手放す基準
等々、何事にも通じると思っています。
ということで、最近は
「行動力あるよね」とか「行動力あっていいよね」と言われた時は、
「行動できなくて困ってなければ、なくてもいいんじゃない?」
と思っています。
私だって、「気が進まない」ことは行動しない・・・そんな側面もあるんです。
ただ「行動する」ほうが目につくんですよね。そんなものかなと思います。