〜 blancのひとりごと

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茶道検定のテキストと画集を紐解く休日

 
 

 

 

昨日は日曜日に外出するので、「引きこもる」と決めていました。

 

1日録画を見たり、ひたすらのんびり好きなことだけしていました。 

こんな一歩も外に出ない休日は本当に久しぶり。

 

以前買った東山魁夷画伯の画集(全3巻!とてもおすすめ)を見て癒されたり・・・。

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そして日曜日はお茶席。せっかく行くので茶道検定のテキストを読んで復習しました。

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 茶会のあらまし

大寄せの茶会

「茶事とは異なり、広間などで大人数を対象として催される茶会の形式です。

薄茶一服だけのものから、濃茶、場合によっては点心のような軽い食事の席が設けらることもあります。

茶の稽古を始めたばかりの人や、茶の心得のない人でも参加でき、気軽に茶の湯の雰囲気にふれることができます。」

 

とあります。

 

先日のお茶席はまさに「大寄せの茶会」

最初に濃茶一服その後、席を変えて、薄茶1服でした。

4月のお茶席は、薄茶を同じ席で2服というものでした。

nuage-blanc.hatenablog.com

 

明日は、「点心」もあるもう少しフォーマルな茶席だそうです。

 

点心とは、中華料理の点心ではなく懐石をごく簡単にした料理で主に大寄せの茶会などで出されます。

 

客の作法と心得

受付

大寄せの茶会ではあらかじめ購入した茶券を受付で渡します。

今回はこういうものでした。

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受付では、身支度を整えて、茶席で必要のない荷物は風呂敷などにまとめます。

 

待合

待合では客の座る場所の決まりはありませんが、掛物などとこの飾り付けを拝見する人の邪魔にならないようにします。

当日の道具組が書かれた茶会記、道具の箱書などがあれば拝見します。

文章でうまく説明ができないので、写真とどんなものかはこちらからお借り致しました。

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こういうものを見ておくと、実際にどんな道具が出てくるのかあらかじめ知ることができます。

この道具の名前は「茶道を習った人」なら分かると思いますし、習わなくても「茶道検定」を受けたら分かると思います。

本席(実際にお茶を頂く席)

床    伝藤原公任筆 石山切 伊勢集 鈍翁箱
花入   古銅下蕪 松花堂所持 竹翠箱
釜    古芦屋真形 松竹梅菊地紋
炉縁   島柿
風炉先  桑 切箔 細川三斎所持
長板   真塗
水指   青磁 鉄鉢
茶入   瀬戸 生海鼠手 銘・菖蒲 遠州
仕覆   金剛金襴・鶏頭金襴・モール・弥三右衛門間道
茶碗   青井戸 銘・園城寺  松平因幡守所持
袱紗   益田広東
茶杓   遠州作 共筒 歌銘・鼓の瀧  土屋蔵帳 雲州蔵帳
 建水   木地曲
 蓋置   青竹
御茶   蓬莱   松尾園詰
菓子   浅緑   桑名・花の舎製
 器   縁高

例えば一番最初の床(とこ)に、鈍翁箱とありますが、これは益田孝という三井財閥の日本の実業家で、千利休以来の大茶人と言われています。鈍翁は茶での号。

こういう人縁のものなのだなと推測したり、説明があることがあります。

ちなみに鈍翁は茶道検定テキストに載っています。ちゃんと日本史を勉強していたら分かる話かもしれませんが、私はすっかり忘れていました。

 

茶席

案内に従い席に入ります。(席入り)

席入りの順番が決められていることもあります。

この時、初心者はベテランの間に入ればいいです。

末席は「お詰め」という役割があるので、避けます。

とにかく正客(主賓)と末席(お詰め)を避けましょう。

 

 茶会の流れ

・会場に着く

・控えの部屋に入る

(足袋やソックスを履き替えるなどの身支度をすませる。荷物をまとめる。)

・待合に入る

(床の間に掛かっている掛物や、会記、箱書を拝見し、茶席に入る順番を待つ。)

・茶席に入る(掛け軸や花・花入・点前座(亭主がお点前をする場所)の道具を拝見します。

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・点前が始まる

(お菓子とお茶を頂く。この場合、先にお菓子を食べます。お菓子を食べながらお茶を頂くということはありません。)

・茶席を出る

・会場を出る

 

おおまかにこういう流れになります。

 

 濃茶と薄茶

一般的に、お寺や外で一服頂く時のお茶は「薄茶」だと思います。

泡立っているのは、「裏千家」の特徴で、流派ごとに異なります。

 

濃茶は、その名前の通り、かなり濃く、お茶を点てるのではなく「練り」ます。

深緑でどろりとしており、薄茶と異なり、その席にいる人達で一つのお茶碗でまわしながら飲みます。(まわす時は、飲んだ場所を懐紙や小茶巾で清めます。人数により、○人でお飲み下さい、と言われることもあるので、その人数で飲みきるように考えてまわします。)

 

薄茶と濃茶では、お抹茶を入れる器の異なります。

薄茶は一般的には「棗」が多く

濃茶は「茶入」に入っていますが、お点前によっていろいろ異なるかもしれませんし、薄茶の時もいろんなものがあるので、一口にいえないのが奥深いところです。

濃茶も薄茶も中に入れるのは粉状のお抹茶です。

 

主菓子(おもがし)・干菓子(ひがし)

茶事の初座(前半)の懐石の後に主菓子が出され、干菓子は茶事の後座(後半)の薄茶の時に提供されます。

 

大寄せの茶会では、薄茶の席でも主菓子、主菓子と干菓子の2種が出されることもあります。

 

お菓子は季節感があって、見た目も美しいです。

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読んでいると楽しいです。

私は3級しか持っていないので、そのうち2級も受けてみたい気もしています。

4級からあるのですが、最低限知識が欲しいならば3級から受けても大丈夫です。(茶道を習っていない友達も3級から受けて合格しました。)

 

一般教養としても、外でちょっと抹茶を頂く機会を持った時にでも知らないよりは知っていた方が楽しめると思います。

簡単だしオススメの資格です。