先日の賢島でのお料理はとても美味しかったのでご紹介します。
志摩観光ホテル ベイスイート内の「ラ・メール」というレストランです。
*「賢島」ってどこでしたっけ?という方には、以下の観光協会のサイトがいいと思います。次回サミット開催地です。
東京からでしたら名古屋まで新幹線、そこから先、名古屋ー賢島間は近鉄特急が出ています。(所要時間:127分 乗車券:1,970円 特急券:1,610円)
今住んでいるところの親切な管理人さんに「賢島はいいわよ」と入居の時に言われたのがずっと気になっておりました。
本当に良かったです。
今回の記事は、私が満喫した食事の紹介です。
食べ物やワインに興味がない方は読んでもつまらないと思います。ごめんなさい。
記事にするか迷ったのですが、みどりさんが私のブログの「旅やワインの記事が好きです。」と書いて下さったので書いてみました。
みどりさん、ありがとうございました。歯ブラシの記事はまた後日・・・。
それでは、どんなお料理だったか振り返ります。
以下はメニューです。
- アミューズ
- 前菜:タラバガニとフヌイユのクリーム小さなサラダとりんごを添えて・・・
- スープはメニューを変更してもらいました
- ここまでのワイン:シャンパーニュ
- メイン① 黒鮑のステーキ
- 2杯目のワイン:赤 ブルゴーニュのピノ・ノワール
- メイン② 伊勢海老のソテー
- 3杯目のワイン:赤 ボルドー
- メイン③ 和牛
- デザートはキャンセル:チーズに変えてもらいました
- パン:アオサ入りのバターロールが美味しかった!
- コースもいろいろあります
- 全体として
アミューズ
食前酒と共に出される軽いおつまみ。
今回は、石鯛とあこや貝の貝柱でした。
あこや貝の貝柱が、柔らかすぎずしっかりしていました。
美味しかったです。今の時期だけメニューにのぼるそうです。
淡白な石鯛と貝柱にみかんの柑橘系の爽やかさがマッチして美味しかったです。
アミューズと一緒に食事中に箸休め的に出されたものがこちら。
「お食事を通してお召し上がり下さい。」と言われました。
野菜と鮑の肝のソース。この肝のソースもまた美味しかったです。
鮑の肝、大好きなんです・・・。
言われた通りに、最後のお皿までもつように考えて食べましたが、そのようにして良かったです。
メインの合間合間に食べて、ちょっと口の中をリセット。
よく考えられていると思いました。
(お肉の前にもちろんグラニテも出ました。)
前菜:タラバガニとフヌイユのクリーム
小さなサラダとりんごを添えて・・・
これも優しい淡い味で美味しかったです。
シャンパーニュを飲んでいましたが、甘めの白ワインでも合いそうな感じ。
フヌイユとは、茴香(ういきょう。別名フェンネル。セリ科のハーブ。)のこと。
茴香も好物です。
タラバガニもぎっしりと詰まっていて食べ応えがありました。
この後のお料理も全部美味しかったですが、いわゆる奇をてらってなくて「普通に美味しい」お料理でした。私にとってはこの「普通に」美味しいが重要です。
また食べに行きたいです。
スープはメニューを変更してもらいました
伊勢海老か鮑かで迷って、お店の方にどちらが好きか伺ってみました。
すると、これではない伊勢海老のスープがお好きとのこと。
(別のコースにあります。)
そのスープにも変更可能とのことでしたので、そちらにしました。
なめらかで、いわゆる伊勢海老のあの味がギュっとくるよいうよりは、淡く柔らかく届く感じがしました。
これも美味しかったです。
味がギュっとくるタイプの濃厚さのスープの場合、後から喉が乾ことがありますが、これはそんなことにはならなかったです。クリーミーながら伊勢海老の味もしっかりして美味しいスープでした。
ここまでのワイン:シャンパーニュ
飲むワインは3杯までと決めていました。
シャンパーニュ→白ワイン→赤ワインのつもりでしたが、今回はお店の方と相談して、
シャンパーニュ→赤ワイン→赤ワイン。
選ぶのもまた楽しみの一つ。
最初のシャンパーニュは、ポメリー・ウィンター・タイム。
季節ごとにあるそうで今は「冬」。
ラベルも季節ごとに色が異なるそうで、今回の冬はピンクでした♡
これはブラン・ド・ノワール。
シャンパーニュは基本的に、
・白ぶどう(シャルドネ)
の3種類のぶどうで作るのが一般的です。
この黒ぶどうのみで作ったシャンパーニュが、ブラン・ド・ノワール。
白ぶどうのみで作ったものが、ブラン・ド・ブラン。
シャルドネ好きでよくシャルドネばかり飲んでしまうので、今回はこのブラン・ド・ノワールを選びました。
色は濃い目の黄金色。泡もしっかり立って辛口。
美味しかった・・・・・。やっぱりシャンパーニュを飲むと幸せ気分になります。
そして次はメインの一皿目です。
メイン① 黒鮑のステーキ
黒鮑のステーキ エスカルゴ添え パセリ風味のジュのソース
美味しかったです。
クリームもしつこくなくて、ペロリと食べてしまいました。
鮑とクリームで優しい感じを、添えられたエスカルゴの味がちょっと濃いめで引き締めてくれました。
幸せ・・・。また食べたい・・・。
この黒鮑から次の伊勢海老までは赤ワインのピノ・ノワールにしました。
魚貝類=白ワインとも限らないところが楽しいです。
2杯目のワイン:赤 ブルゴーニュのピノ・ノワール
最近ワインリストを見るのが、より楽しくなってきました。
リストにあるワインの産地や主要なぶどうなどが分かるからです。
選んだのは「モレ・サン・ドニ」。今の私ならどこにあるかまで分かる・・・。
ブルゴーニュのコート・ド・ニュイ地区にあります。
もともとブルゴーニュのワインが好きで、「鮑と伊勢海老までこれで大丈夫」と言われたので選びました。
白のブルゴーニュワインの「シャサーニュ・モンラッシェ(シャルドネ)」と本当に悩みました。でも飲んだことがあるので諦めピノ・ノワールを選択。
(あとからですがモンラッシェとモレ・サン・ドニで良かったかもと思いました。)
やっぱり美味しくて、鮑にもちゃんと合いました。
これはもう一度飲んでみたいワインです。
メイン② 伊勢海老のソテー
伊勢海老のソテー ポルト酒ソース モチ豚のリゾットとともに
これは意外でした。
濃い色調のソースが伊勢海老の甘みを打ち負かしてしまったら・・・と見た目で危惧したのですが、そんなことは全くありませんでした。
ポルト酒の甘みとチーズのコクがしっかりしているのに伊勢海老の甘みもしっかりと味わえる一品でした。美味しかったです。
そして最後はお肉。なくてもよかったけど・・・。ついてました。
その前にグラニテ。
普通口直しでそんなに印象に残らないのに、これは美味しかったんですよね。
本当に美味しかった。お口がさっぱりして次にいける感じでした。
3杯目のワイン:赤 ボルドー
マルゴー村のシャトー・ラトゥール・ド・モン。
ぶどうはカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロー。
どっしり重厚。
美味しいかったけど、どちらが好きかといえばやっぱり2杯目の方。
ピノ・ノワールが好き。
メイン③ 和牛
みえジビエ(鹿肉)を和牛に変えたのでメニューの名前が分かりません・・・。
マコモダケとなんとかルビーという北海道のジャガイモとほうれん草が付け合わせ。
マコモダケは、すすきので食べた串揚げの方が美味しくて、これはそれほどでもなかったです。
でも和牛(宮崎牛)は、あっさりとでも固くはなく脂身もなく、私好みでした。
食べきれないと思いましたが大丈夫でした。
脂っこい霜降りは苦手です。(だからマグロもトロより赤身が好き・・・)
お肉自体は美味しかったです。
最後にもっとこってりしていたらきつかったと思いますが、写真の通りあっさりめでしたのでちゃんと完食することができました。
デザートはキャンセル:チーズに変えてもらいました
甘いものはいつもいらない・・・ワインを残しておいたのでチーズに変えてもらいました。
青カビとウォッシュでよかったのですが、シェーブルも出てきました。
(左から、青カビ、シェーブル、ウォッシュ。)
(主なチーズのカテゴリーはこちらが簡単にまとまっています。
チーズの種類 | チーズ辞典 | チーズクラブ | 雪印メグミルク株式会社)
甘いデザートワインと食べたかったです。残念。
パン:アオサ入りのバターロールが美味しかった!
特段パンに血なまこになる方ではありません。
そんな私ですが、アオサ入りのバターロール(右)が美味しかったです。
いちじくのより美味しかったから、こちらを2つにすればよかったと思いました。
また食べたい・・・。
コースもいろいろあります
今回本当に悩みました。
最初だし美味しいか不明だし、でとても悩みました。
美味しかったので、次回は定番のコースか種類が多いコースどちらかを試してみたいと思います。(ただ一定番コースはやはり量が心配・・・お腹いっぱいで食べきれるか心配です。)
(実際問題、ステーキの前段階でもうかなりお腹いっぱいで、最後の小菓子も食べられませんでした。今昔の食欲が欲しいです。&お肉なくていい・・・。)
全体として
フランス料理のラインは保ちつつ、くどくなく味が優しくて美味しかったです。
また食べに行きたいと思いました。
ホテルが良くても、お食事がイマイチだと私はとても残念になります。
ここに来るとしたら、どこかに出かけて行って食べたりするより、ホテル内のレストランで食事をした方が楽なので、食事が美味しかったのは本当に良かったです。
引越しをしたら、なかなかここまでは来られないと思うので行ける間にまたリピートしようと思います。
和食も絶品だそうなのでこちらも食べに行きたいです。
長々と書きました。
「伊勢海老も鮑もお肉も食べたい」という方におすすめです。
たまには3時間かけてゆっくりの夕飯もいいものです。
もし志摩に行かれることがあったらおすすめのレストランです。
にほんブログ村 ↑ 上の青い文字のにほんブログ村がランキングのボタンです。