2冊目の本は、池波正太郎さんの「むかしの味」です。
池波正太郎さんは時代小説(鬼平犯科帳や剣客商売など)で有名な小説家ですが、私はこの方のエッセイが好きです。
今回記事にしたエッセイ以外も好きで読んでいます。
特に何回も読んでいるのが、冒頭の「むかしの味」と以下の本。
「銀座日記」
「散歩のとき何か食べたくなって」
「男の作法」
「日曜日の万年筆」
などです。
(記事の最後にリンクを貼っておきます。)
ただ、「散歩のとき何か食べたくなって」は人に貸したらその方が転勤してしまい私の手元から去ってしまったので、また買いなおそうと思っています。
(基本、好きな本は貸さないことにしているのです。やっぱり貸さないことが無難です。)
今回記事にするのは、「むかしの味」です。
◆著者:池波正太郎
◆池波正太郎ってどんな人?
・公式サイトは、こちら。
・プロフィールは、こちら。
・池波正太郎氏は毎日3食、食べたものを記録するほど、食べることが好きでグルメな人。
・直木賞受賞作家。
◆どんな本?
・背表紙紹介
「たいめいけん」の洋食には、よき時代の東京の、ゆたかな生活が温存されている。
物質のゆたかさではない。そのころの東京に住んでいた人びとの、心のゆたかさのことである」
人生の折々に出会った”懐かしい味”を今も残している店を改めて全国に訪ね、初めて食べた時の強烈な思い出を語る。そして、変貌いちじるしい現代に昔の味を伝え続けている店の人たちの細やかな心づかいを称える。
・昔の東京の名店や、時代小説を書くのに全国を周り、その各地で食べた美味しそうものについてのエッセイ
・池波正太郎さんが食べて美味しいと思った名店が、日常の出来事と昭和の風情と共に綴られ、その日常により季節感も感じられる描写が素晴らしい。
(「散歩のとき何か食べたくなって」も美味しそうなお店のエッセイでよく読み返しています。)
◆例えばどんなお店?
・東京/銀座・・・・資生堂パーラー、煉瓦亭
・東京/日本橋・・・室町砂場
・長野/上田・・・・刀屋
などなど。
上記は実際に食べに行きました♡(知らないで食べていたお店もあります。)
他にも京都や横浜、フランスのお店まで書かれています。
(それますが、このフランスの旅行記もまた楽しい。)
◆食いしん坊で、昭和を懐かしむことが好きな人に読んでもらいたい本です。