〜 blancのひとりごと

ノームコア

日曜日の日経新聞の春秋にこんな記事がありました。

 

 

以下、一部抜粋。

 

「アップル創業者の故スティーブ・ジョブズ氏がいま、米国で再び生活革命の先頭に立っているそうだ。最初の革命はパソコンなどデジタル機器の普及と洗練。今度の舞台はファッションだという。生前のジョブズ氏に倣った簡素な装いが、街の若者に広がっているのだ。

 

このトレンドはノーマル(普通)とハードコア(究極)を合わせノームコアと呼ぶ。強いて訳せば超普通ファッション。無地のTシャツに緩いジーンズ、スニーカーが代表例だ。ジョブズ氏だけでなく、成功したIT企業の経営者にこのタイプは多い。毎朝の服選びには頭と時間を使いません、という哲学の表明でもある。」

 

この後まだ記事は続きます。

 

世の中にいろんな物が溢れて、たくさんの物を持つことができるようになったら、次は、

 

所有することよりも、

 

何を選択するか、

 

何を捨てるか、

 

何に集中するか、

 

になってきているのかなぁ。

 

世の中(一部。世界にはまだそうでない場所もあるし)が豊かになり、持たないことも選択できるようになった。

 

 

 

究極までそぎ落としてシンプルになったら、減らしすぎて再び物を増やしたくなるのかな。

 

ジョブス氏と同じではないけれど、今年好きな服だけ残したら、結果的に同じような服だけが残りました。

 

枚数はまだまだ多いです。

 

私の場合、仕事をするには心地よいです。

 

 

いつも似たような服でも、心地よくいられる安定感。

 

飽きっぽいから、自分の中の心地よさがまた変化するかもしれませんが、今の私の心地よさは、

 

 

・スーツはネイビーかベージュ

・トップスは白

・靴は黒かベージュ

・基本無地

 

です。

 

この春からトップスは毎日白を着ています。

 

トップスはデザイン違いですが、ジョブス氏のようにいくなら、同じデザインのシンプルカットソーなんでしょうね。

 

私はジョブス氏のレベルまで、知的活動に脳を使っていないので、トップスの中からどれを着ようかと悩む数秒まで削ぎ落とす必要には迫られてはいません。

 

好きな物だけ残したらたまたまシンプルなものが残っただけなので、もしデザイン性が高い物や柄物や色物が好きだったら、それが残ったかもしれません。

 

とはいえ、毎日いろんな物事が身の回りに溢れているから、雑音も多い。

物質的なことだけでなく精神的にもシンプルになって、身軽に人生を生きたいな、と思います。

 

その為にはまだまだ、物も心の中の無駄な揺らぎも多すぎる。

 

多いから、好きな物を絞り込めないのかも。

 

だけど、この本に、

 

 

 

 

 

無理に答えを出さなくてもいい、

 

とあったから、今は日々流れています。

 

流されて、ではなく、今は流れに身を任せる感じ。

 

そのうち、行くべきところに流れていくもよし、自分で行きたい道を見つけて漕ぎ出すもよし。

 

そんなことを思ったこの間の日曜日でした。